割り勘はアリ?

デートの費用は男女どちらが負担すべき?

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社会としては男女平等の方向へと進んでいるが、実際の男女のおつきあいとなると原則論ばかりともいかないだろう。安定した職業に就いている会社員は、デート費用の負担についてどう考えているのだろうか? 全国の20〜40代の会社員378人を対象にホンネを調査した。

Q. デートの費用は男性と女性のどちらが負担すべきだと思いますか?

常に男性が負担すべき 11.4%
要所要所で男性が負担すれば良い 35.1%
二人で平等に負担すべき 27.5%
要所要所で女性が負担すれば良い 3.2%
常に女性が負担すべき 1.9%
性別に関係なく経済力のある方が多く負担すべき 13.2%
わからない/あてはまるものはない 7.7%

男性側に多くの負担を求める「常に男性が負担すべき」または「要所要所で男性が負担すれば良い」と回答した人が46.5%であったのに対し、女性側に多くの負担を求める「常に女性が負担すべき」または「要所要所で女性が負担すれば良い」と回答した人は5.1%にとどまった。

性別で負担を変えるべきではないとする「二人で平等に負担すべき」または「性別に関係なく経済力のある方が多く負担すべき」と回答した人は40.7%であった。

男女別に見てみると、男性側が多く負担すべきと考えているのは男性では59.4%、女性では34.9%となった。平等、もしくは経済力のある方という回答は男性30.0%に対し女性では50.5%と過半数に達した。女性が男性に負担を期待しているという以上に、男性が自ら負担すべきだと考えている傾向のようだ。

Q. 前問の回答の理由を教えてください。

それぞれの回答の理由を見てみよう。

【常に男性が負担すべき】
「特に理由はないが、昔からそういうものだと思っているから」(男性、40代)
「女性の社会進出が進んでも、結婚すると家事や育児はやはり女性が主にすることになってしまうので、経済的なことは男性の役割として男性側に自覚を持ってもらいたい」(女性、30代)

【要所要所で男性が負担すれば良い】
「全額出すと相手が不快に思うこともあるので。時と場合、相手次第で負担割合は考えます」(男性、40代)
「男性がたまに払ってくれると経済力=頼れる、男らしさを感じるから」(女性、30代)

【二人で平等に負担すべき】
「友人との奢り奢られではなく、付き合う関係なのだから、上下を作らない方が良いと感じるから」(男性、30代)
「男性も女性も関係ない、平等な立場でいたいから」(女性、20代)

【要所要所で女性が負担すれば良い】
「あんまり気にしないで、今日はあなた、ここは自分などと、適当に考えていればいいんじゃないかと」(男性、40代)
「どちらか一方が負担するのはお互いに気が引けるだろうから」(女性、40代)

【性別に関係なく経済力のある方が多く負担すべき】
「払える方が払えばよい。経済的な理由でデートできないとかは不幸」(男性、40代)
「デートの費用に性別は関係ないから」(女性、20代)

「常に女性が負担すべき」は絶対数が少なく、適切な回答自体が得られなかった。それ以外では、どの選択肢を選んだ人でも、異性とのつきあい方に対する思いの機微がうかがい知れるしっかりとした回答が多かった。

まとめ

デートの費用は男女平等で良いと考える会社員も多く、特に女性の過半数は男性だから多く払うべきとは考えていなかった。しかし男性が多く負担すべきと考える女性も少なくはなく、目の前の相手がどう考えているか分からない以上、男性はリスク回避のため多めに支払っておく……。男性の方が自ら多く払いたがっているという結果の裏にはそんな構図があるのかもしれない。

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(三田祐介)

「あなたご自身に関するアンケート」
調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2020年7月
調査対象:全国20〜40代の会社員
有効回答数:378件

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