「長く使える資格や技術を…」変化に備える若手会社員たち

あなたの仕事は20年後も存在していると思う?「厳しそう派」が半数!?

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AIやロボットなどの技術の急激な発達に伴い、いま存在している職業の半数は20年後には機械に代替されるともいわれている。会社員は自分の職業の将来性についてどう考えているのか。消滅した場合の備えはしているのか。全国の20〜40代の会社員378人を対象に調査した。

Q. あなたの職業は20年後もあると思いますか?

完全になくなっていると思う 3.2%
なくならないが衰退していると思う 43.4%
あまり変わらずあると思う 31.7%
今よりも発展していると思う 8.5%
わからない 13.2%

「なくならないが衰退していると思う」人が最も多く43.4%を占めた。悲観的に考えている「完全になくなっていると思う」と「なくならないが衰退していると思う」を合わせると46.6%となり、「あまり変わらずあると思う」と「今よりも発展していると思う」の合計40.2%を上回った。

世代別では、「今よりも発展していると思う」とした会社員は20代が4.6%、30代が6.3%、40代が11.3%となった。衰退や消滅を予想した人は20代が52.3%、30代が48.8%、40代が43.0%であった。世代が上がると、自分の職業の専門性に自信を持つ人が多くなるのかもしれない。

Q. 現在の職業がなくなる事態に備えてしていることはありますか? 最もあてはまるものを1つ選んでください。

長く通用しそうな技術や資格を取得する 15.9%
将来性のある分野に投資する 13.0%
人間関係を広く作っておく 7.1%
できるだけ貯蓄する 19.8%
生活レベルを見直す 7.4%
その他 2.1%
特に何もしていない 34.7%

自分の職業の衰退や消滅を予想していない会社員も含めて回答してもらった。最多は「特に何もしていない」で34.7%となったが、それを除くと「できるだけ貯蓄する」が最も多く19.8%であった。お金に関する項目である「将来性のある分野に投資する」「できるだけ貯蓄する」「生活レベルを見直す」を合わせると40.2%を占める。

他方で、職業生活に関する項目である「長く通用しそうな技術や資格を取得する」「人間関係を広く作っておく」の合計は23.0%であった。現在の職業がなくなった時のための備えとしては、スキルや人脈で適応していくことよりもお金のやりくりで対応することが優先される傾向にあるようだ。

20代会社員に限定すると、「長く通用しそうな技術や資格を取得する」が21.5%で対策の中では最多となる一方で、「人間関係を広く作っておく」はわずか1.5%となった。若い会社員は自力でのスキルアップで対応していける・いきたいと考える人が多いようだ。

他方で「将来性のある分野に投資する」を選択したのも20代が最多で16.9%となった。30代でも15.7%を占めるが、40代になると9.7%に減少する。若い会社員は仕事でもマネーでも新しい時代に積極的に対応していこうとしているのがうかがえた。

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「あなたご自身に関するアンケート」
調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2020年7月
調査対象:全国20〜40代の会社員
有効回答数:378件

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