ポピュラーな選択肢に

外国資産への投資はしている?

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日本では超低金利政策が続き、銀行の円預金ではほとんど利回りが得られない状況が続いている。他方で外貨預金や外国株など、日本とは違う経済状況にある国々への投資という選択肢もあるが、会社員はこうした外国資産への投資をどのぐらい行っているのだろうか? 株式や投資信託などになんらかの投資を行っている、全国の20〜50代の会社員196人を対象に調査した。

Q. 外国資産を対象とした投資をしていますか?

外貨預金をしている 33.6%
FX (外国為替保証金取引)をしている 27.0%
外国株を保有している 27.0%
外国の不動産を保有している 7.7%
その他の外国資産への投資を行っている 3.1%
外国資産にかかわる投資はしていない 31.6%
答えたくない 3.1%
(複数回答)

外貨預金が33.6%で最多となり、FXと外国株がそれぞれ27.0%で続いた。投資活動をしている会社員のうち65.3%はなんらかの形で外国資産への投資を行っており、国外への投資が一般的な存在となっていることがうかがえた。「その他」の投資対象としては外国株投資信託や外貨建て保険が挙げられていた。

Q. 外国資産へ投資している方にお尋ねします。投資を行う理由として一番大きなものは何ですか?

国内より高い利回りを得るため 48.4%
日本経済のリスクを避けるため 27.4%
税制上のメリットを得るため 9.4%
幅広いポートフォリオを組む一環として 11.7%
世界情勢や経済を学ぶため 2.3%
好きな国に投資したいから 0.8%
その他 0.0%

外国資産への投資を行う理由としては、「国内より高い利回りを得るため」が48.4%とほぼ半数を占めた。日本国内の利回りでは満足できない会社員が多いようだ。

他方で「日本経済のリスクを避けるため」と「幅広いポートフォリオを組む一環として」を合わせると39.1%を占めた。資金運用の安全性を高める手段として資産の分散をし、そのうちの1つとして外国資産を取り入れているという人も少なくないようだ。

Q. 外国資産への投資をしていない方にお尋ねします。投資しない理由は何でしょうか?(複数回答可)

リスクが高そうだから 45.2%
投資の仕方がわからないから 19.4%
知識や情報が十分でないから 27.4%
口座開設等の手続きが面倒だから 3.2%
その他 25.8%
特にない 1.6%

なんらかの投資活動は行っているが外国資産へは投資していない会社員にその理由を訊ねたところ、「リスクが高そうだから」が最多の36.8%であった。「知識や情報が十分でないから」が22.4%で続き、外国資産が投資対象としては不安に感じられていることがうかがえる。

「口座開設等の手続きが面倒だから」と回答する会社員も少し見られたが、国内の投資信託やETF(上場投資信託)でも外国資産に投資をする商品が多数あり、そのような商品であれば、外国株式取引用の口座を別途開設しなくても取引ができるので、想像しているような手間はかからない。

投資活動を行う会社員の間では、外国資産への投資も広く行われているという結果であった。外国資産へ投資しない理由としてリスクの高さを挙げる人が多かったが、投資対象を幅広く分散させることでリスクを軽減できる側面もあるので、日本株などと組み合わせて外国資産にも投資してみるのも良いのではないだろうか。

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(三田祐介)

「あなたご自身に関するアンケート」
調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2021年3月
調査対象:全国20〜50代の会社員
有効回答数:462件

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