20%の税金が0%に!

投資の税金を0円にする方法って知ってる?

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メガバンクやゆうちょ銀行に預金をしていても現在の普通預金金利は0.001%だ。それならば、と投資をする人が増えている。投資に興味がある若い世代も増えてきたが、株式投資の利益には20.315%の税金が重くのしかかる。それが非課税になる投資があるのだが、全国の20代~40代の会社員を対象に非課税枠の投資についての調査を行った。

Q1. 株式などの利益にかかる税金を免除してもらえる制度があることを知っていましたか?

具体的に理解している 5.8%
聞いたことはある 31.0%
知らなかった 63.2%

「知らなかった」が63.2%と最多だった。非課税投資ができる制度にはNISAやiDeCoがあるが、あまり周知されていないということか。「聞いたことはある」人が3割ほどいて、詳しく調べたり実際に投資を始めたりするところまではいっていないということだろう。「具体的に理解している」人は1割にも満たない結果となった。

Q2. NISAやiDeCoの制度を利用すると、一定の範囲内で運用益が非課税(税金がかからない)になります。こうした制度を利用してみたいですか?

ぜひ利用したい 9.9%
利用を検討したい 34.0%
利用したくない 20.8%
わからない 35.3%

「わからない」人が35.3%で最多だった。投資初心者にとっては、非課税枠と言われてもわからないことだらけなのだろう。「利用を検討したい」人がそれに続いた。投資について学べば「わからない」人も利用を検討することだろう。「ぜひ利用したい」人は1割にとどまった。それに対して「利用したくない」人は2割もいた。NISAやiDeCoを今利用していない人にどのような理由で利用したくないのか聞いてみた。

Q3. 投資への税制優遇制度を利用していない理由を教えてください。

投資のための資金が不足しているから 28.1%
投資のリスクが心配だから 37.5%
具体的な投資対象が見つからないから 15.6%
制度の利用方法が煩雑だから 12.5%
その他 6.3%

「投資のリスクが心配だから」という人が37.5%と最多だった。確かに投資は投資原資が増える可能性もあるが、減る可能性もある。そこを心配しているのだろう。「投資のための資金が不足しているから」投資をやらない人がそれに続いた。まとまった資金がなくても、少ない資金から投資できるのだが、周知されていない可能性がある。「制度の利用方法が煩雑だから」も一定数いた。

非課税投資制度には「一般NISA」「つみたてNISA」「iDeCo」がある。国をあげてこれらの利用を推奨しているが、まだまだ周知されていないことがわかる結果となった。手続きがわかりにくくて投資に踏み切れない人もいるため、さらなる周知や手続きの簡略化が求められる。人生100年時代に向けて、国民が難しく考えずに投資ができるような制度設計にしてもらいたいものだ。

〈あわせて読みたい!〉
NISA投資のすゝめ
4ステップでiDeCoの始め方を理解しよう!申込後の手続きも解説
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(日野りえ)

「お金に関するアンケート」
調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2022年7月
調査対象:全国20~40代の会社員
有効回答数:516件

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