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投資のどんなところに関心がある? 投資に踏み切れない理由は?

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「東証マネ部!」をお読みの方の中には、投資に興味はあるけれどもまだ実行には至っていないという方もいらっしゃるであろう。そうした「投資関心層」は投資のどんなところに関心があり、なぜまだ投資に踏み出せていないのだろうか? 運用益を目指した投資を行っていないが関心はある、全国の20〜40代の会社員187人を対象に調査した。

Q. 投資に関心を持つようになった最大の理由は何ですか?

お金を増やせそう 30.4%
将来の備えになりそう 47.1%
経済社会に詳しくなれそう 5.9%
株主優待が魅力的 4.8%
税制優遇制度があるから 3.7%
投資に成功した人に感化された 1.1%
知人に勧められた 5.9%
その他 1.1%

投資に関心を持つようになった理由としては「将来の備えになりそう」が47.1%となり、「お金を増やせそう」が30.4%で続く。この2つで77.5%を占めた。直接的にお金を「守り」「増やし」たいというのが最大の関心事のようだが、両者の中では積極的に増やすよりも将来に備えるという守りの側面の方が強いと言えそうだ。

世代別に見ると、「将来の備えになりそう」とした人は20代で35.2%、30代で48.3%、40代で54.8%と世代が上がるほど多くなった。一方で、「経済社会に詳しくなれそう」とした人は20代で9.3%、30代で6.7%、40代で2.7%だった。若い世代では一種の社会勉強としても捉えられる傾向があるようだ。

Q. 投資はいくらぐらいから始めてみたいですか?

1万円未満 43.3%
1〜10万円未満 32.7%
10〜20万円未満 7.0%
20〜30万円未満 3.7%
30〜40万円未満 2.7%
40〜50万円未満 1.1%
50〜100万円未満 2.1%
100〜200万円未満 0.5%
200〜300万円未満 0.5%
300〜400万円未満 0.0%
400〜500万円未満 0.0%
500〜1000万円未満 0.0%
1000万円以上 0.0%
わからない 6.4%

「1万円未満」とした人が最多の43.3%であった。「1〜10万円未満」が32.7%で続き、10万円未満で始めてみたいという人が76.0%にのぼった。まずは少額から始めてみたい人が多いようだ。

近年では1株から買える「ミニ株」や、さらには実質100円単位で購入できる「ポイント投資」「ポイント運用」などの少額投資の手段が充実してきているので、こうした会社員が投資に踏み込んでみるための環境は整っているのではないだろうか。

Q. 投資を実際には行っていない最大の理由は何ですか?

投資の始め方がわからない 23.5%
何に投資していいのかわからない 25.7%
投資までの手続が面倒臭い 12.3%
投資のための資金がない 19.8%
投資のための時間がない 1.6%
損失を出すリスクが怖い 16.6%
その他 0.5%

「何に投資していいのかわからない」が25.7%で最多となり、「投資の始め方がわからない」が僅差の23.5%で続いた。この両者で49.2%と半数近くを占め、情報や知識に不足を感じていることが投資したくてもできないでいる最大の理由であるようだ。

どこから手をつけていいのかがわからない人には、自分で個別の銘柄を選ぶのではなく、ニュースなどでもよく目にする日経平均株価やTOPIXなどの指標に連動する投資信託・ETFから始めるのがわかりやすいのではないだろうか。

先に紹介したポイント運用もこうした指標に連動していることが多い。100円でも実際に投資してみると経済の動きと自分のお金の関係がぐっと鮮明に感じられるようになり、知識の吸収速度が全然違ってくるので、小さな一歩を踏み出してみるには好適かもしれない。

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「あなたご自身に関するアンケート」
調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2022年3月
調査対象:全国20〜40代の会社員
有効回答数:187件

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