投資を始めると株価や経済ニュースなどが気になる人も多いだろう。相場の変化をいち早くつかむことが重要だ。投資をしている人はどういった方法で情報を得ているのだろうか？投資をしている全国の20代～40代の会社員を対象に調査を行った。

Q1. 株価や相場の変動を最初にどのように知ることが一番多いですか？

一般的なニュース　49.5％
SNSなどからの情報　27.7％
投資用アプリなどの通知　19.5％
メールによるアラート通知　2.3％
その他　1.0％

「一般的なニュース」から情報を得ている人が半数近くと最多だった。2番目に多かったのが「SNSなどからの情報」となっていて、全体の4分の1を占めている。どちらも投資独自の情報源ではない。日常的に見ているニュースやSNSから相場の変化をキャッチしているということだろう。「投資用アプリなどからの通知」や「メールによるアラート通知」から情報を得ている人も少数ながらいた。

Q2.投資に関する情報サービスを利用していますか？

無料でだれでも使えるものを利用している　42.4％
証券会社に口座を持つと使えるものを利用している　34.5％
有料の情報サービスを利用している　7.7％
その他　0.2％
利用していない　15.2％

「無料でだれでも使えるものを利用している」人が42.4％と最多だった。「証券会社に口座を持つと使えるものを利用している」人がそれに続き、2つを合わせると75％を超えることになる。特にお金をかけずに投資に関する情報を得ている人が多い。「有料の情報サービスを利用している」人は1割にも満たない少数派だ。

Q3. 投資に関する分析や解説などのレポートを購読していますか？

サイトなどで目に留まれば読む程度　36.4％
無料のものを定期的に購読している　32.1％
有料のレポートを購読している　9.2％
読むことはない　22.3％

Q3では、さらに踏み込んで投資に関する情報の中でも専門家の分析や解説などのレポートについて聞いてみた。これらを読む人はかなり投資に興味がある人だろう。「サイトなどで目に留まれば読む程度」と「無料のものを定期的に購読している」を合わせると全体の7割近くを占めている。投資に関する深い情報でも無料のものを利用している人が多いことがわかった。「読むことはない」人が2割いて、関心がない人もいることがうかがわれる。

投資をしている人は世の中の情報をいち早くキャッチする力が求められる。今回のアンケートでは一般的なニュースやSNS、証券会社に口座を持つと使えるものなど無料のものから情報を得ている投資家が多いことがわかった。必ずしも有料の情報を手に入れなくても、意識的にアンテナを張ることで情報はつかめるのかもしれない。

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（日野りえ）

「お金に関するアンケート」
調査方法：インターネットによる調査
調査時期：2022年7月
調査対象：全国20～40代の会社員
有効回答数：612件