20〜40代会社員の危機管理!

もしもの時のお金(すぐに動かせるお金)用意してる?

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突然の病気やけがで働けなくなる、急にリストラされる、災害に遭うなどして「もしものお金」が急に必要になることがある。病気やけがで働けなくなると傷病手当金がもらえる場合があるが、もらえるのは数週間後。リストラされれば失業給付がもらえるが、こちらは数か月先だ。災害はさらに不確定要素が多いだろう。すぐに動かせる「もしものお金」を用意している人はどれくらいいて、どの程度用意しているのだろうか?全国の20〜40代の会社員1111人を対象に調査した。

Q1. もしもの時のお金(すぐに動かせるお金)を用意していますか?

用意している 75.8%
用意していない 24.2%

「もしもの時のお金」を用意している人が75.8%と4分の3を超えている。用意していない人は24.2%となった。先行き不透明なこの時代、当面の生活費がまかなえる「もしもの時のお金」が手元にあれば安心感が増すのだろう。「もしもの時のお金」を用意していない人は何らかの理由でお金が貯まらないのだろうか。

Q2. もしもの時のお金はいくら用意していますか?

給料の1カ月未満 11.4%
給料の1~2カ月未満 17.9%
給料の2~3カ月未満 22.1%
給料の3~4カ月未満 10.2%
給料の4~5カ月未満 5.0%
給料の5~6カ月未満 4.8%
給料の6カ月以上 27.6%
その他 1.0%

「給料の6カ月以上」が最多で27.6%、2位は「給料の2~3カ月未満」で22.1%だった。「もしもの時のお金」を用意している人は、ある程度まとまった金額を貯めることで安心を得ているのだろう。「もしものお金」を用意していても「給料の1カ月未満」と「給料の1〜2カ月未満」を合わせると29.3%だ。「もしもの時のお金」を余裕をもって用意している人がいる一方、あまり用意できていない人もいることがわかった。

Q3. もしもの時のお金はどのように所有していますか?(複数回答)

現金(財布の中やタンス預金など) 29.1%
銀行の預金口座 84.3%
すぐに引き出し可能な金融商品 14.6%
その他 0.7%
答えたくない 2.5%

複数回答なので2、3種類の方法で貯めている人がいるという前提だが、「銀行の預金口座」に貯めている人が84.3%と最多だった。おそらくすぐに引き出せる普通預金なのだろう。2位は「現金(財布の中やタンス預金など)」で29.1%いた。手元にお金があり、すぐに用意できる利点を求めているのだろう。「すぐに引き出し可能な金融商品」の人も少数だが14.6%いた。比較的すぐに売ることができる株や投資信託だと予想される。

今回の調査は、全国の20〜40代の会社員1111人を対象にしたものだ。病気やけがで働けなくなったとき、リストラ、災害など「もしもの時」は誰にでもやってくる可能性がある。それは明日かもしれない。少しでも安心して暮らしたいと生活防衛資金を貯めている人が多いことがわかった。

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(日野りえ)
「お金に関するアンケート」
調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2022年10月
調査対象:全国20~40代の会社員
有効回答数:1111件

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