20〜40代会社員の家計管理!
家計簿をつけている人は節約効果があるのか?
原材料価格の高騰、長期化しているロシアのウクライナ侵攻、急激な円安によって、あらゆる物・サービスの値段が上がり続けている。徹底した家計管理で立ち向かわなければならない。ダイエットに体重や食事の記録が必要なように、家計管理には家計簿が必須だというのは過去の認識なのだろうか?家計簿を実際につけている人はどれくらいいて、節約に効果があるのか全国の20〜40代の会社員1111人を対象に調査した。
Q1. 家計簿はつけていますか?
つけている 48.9%
つけていない 51.1%
家計簿をつけている人は48.9%、つけていない人は51.1%とほぼ半々となったが、つけていない人のほうが若干多い結果となった。このアンケートはある程度お金に関心のある1111人の会社員に答えてもらっているが、家計簿をつけずにできる家計管理を工夫しているのかもしれない。
Q2. どのような方法で家計簿をつけていますか?複数の方法でつけている方は主なものをお答えください。
家計簿帳(手書き) 30.8%
スマホアプリ 58.6%
エクセル 9.8%
その他 0.8%
「スマホアプリ」が最多で58.6%、2位は「家計簿帳(手書き)」で30.8%だった。「エクセル」で家計簿をつけている人は9.8%とかなりの少数派だ。「スマホアプリ」なら登録すれば自動で銀行やクレジットカード連携ができるものもある。銀行からの引き落としやクレジットカードでの買い物時に何もしなくても自動で記帳されるので利便性がいいのだろう。一方で手間はかかるが、「家計簿帳(手書き)」の人気は不動だ。
Q3. 家計簿で収支が改善しましたか?
支出が減った 34.1%
支出が増えた 26.9%
何も変わらない 33.3%
まだわからない 5.7%
「支出が減った」が34.1%と最多だった。支出が減ったと答えた人が3分の1いたということは少なからず家計簿をつけることで良い影響があったと予想される。2位は「何も変わらない」で33.3%だった。家計簿をつけても変化がなかったということだ。もともと無駄遣いをしていないという可能性もある。「支出が増えた」人が26.9%もいたとは驚きだ。理由が気になるが、家計簿をつけたことが増えた理由ではないかもしれない。
Q3の質問で「支出が減った」人にひと月いくらくらい減ったのか聞いてみた。
Q4. 家計簿をつけて減った支出金額はひと月いくらくらいですか?
5,000円未満 22.7%
5,000円~1万円未満 48.6%
1万~3万円未満 17.8%
3万~5万円未満 5.0%
5万円以上 5.9%
「5,000円〜1万円未満」減った人が48.6%いて最多だった。半数近くの人数である。2位は「5,000円未満」で22.7%だった。少額といえば少額だが、ひと月に数千円~1万円までの節約ができたとなれば家計簿はかなり効果があると言えそうだ。「3万〜5万円未満」と「5万円以上」を合わせると11%近い人がかなりの高額な節約に成功している。
今回の調査は、全国の20〜40代の会社員1111人を対象にしたものである。家計簿をつけている人とつけていない人は半々に近い。家計簿をつけている人の中で約30%の人は支出が減ったことを実感している。中には毎月5万円以上節約できている人もいるのだ。家計簿をつけることで全員が支出を減らせるわけではないだろうが、まだつけていない人は試す価値はあるだろう。スマホアプリを使えば手書きやエクセルよりも簡単に家計簿をつけることができる。
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(日野りえ)
「お金に関するアンケート」
調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2022年10月
調査対象:全国20~40代の会社員
有効回答数:1111件