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「S&P500」指数への投資!~NYダウとの違いは?~

提供元:三井住友トラスト・アセットマネジメント

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米国株式市場を代表する指数

2022年は株式市場にとって厳しい1年でした。2月のロシアによるウクライナ侵攻や世界的なインフレ、これに対応する欧米での金融引き締めなど、金融市場には向かい風だったと言えます。

一方、株価が下がる局面では、押し目買いが入る向きも見られました。株価は短期的には上下に動きますが、過去の動向からも、長期的には経済成長に沿って上昇するといった見方が背景にあります。

そのような中、人気の投資先の1つに、S&P500指数(S&P500)があります。ここで改めて同指数について見ていきたいと思います。

S&P500は、ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している銘柄から、代表的な約500銘柄で構成される指数で、浮動株調整後の時価総額比率で加重平均し算出されます。構成銘柄は米国株式市場全体の8割程度(時価総額ベース)をカバーしており、米国市場全体の動きを概ね反映していると言えます。構成銘柄は時価総額や流動性などの条件を満たしたもので、かつ独自のセクターバランスも考慮されています。

もう一つの代表的な株価指数に、ダウ・ジョーンズ工業株価平均(NYダウ)があります。S&P500との主な違いは、銘柄数が30銘柄と少ないことや、株価を全て足し合わせて除数で割る単純平均型の算出方法である点です。また、銘柄の入れ替えは定量的なルールではなく、指数委員会メンバーの会合で検討、実施されています。

長期的には両指数のパフォーマンスの差は大きくなく、過去15年の年間平均収益率は、S&P500の+6.6%に対して、NYダウは+6.3%となっています。一方、短期的には大きく違いが出ることもあります。2020年、2021年はS&P500がNYダウより大きく上昇しましたが、2022年はS&P500が大きく下落しました。これは、組み入れ銘柄の違いによると考えられます。

S&P500は、アップルやマイクロソフトなど大手ハイテク企業が組み入れ上位にある一方、NYダウは、ユナイテッドヘルス、ゴールドマン・サックスなど比較的伝統的な企業が上位にあります。

機関投資家の多くは、銘柄数の多いS&P500をベンチマークとして採用していますが、それぞれの特長を見た上で、使い分けるのが良さそうです。

どちらも米国を代表する指数ですが、大手ハイテク企業が優勢になる局面ではS&P500指数の方が優位になりそうです。

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(提供元:三井住友トラスト・アセットマネジメント)

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