もしもの時に焦らないように

「もしもの時にもらえるお金」について学んでいますか?

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普段あまり考えることが少ない「もしもの時にもらえるお金」のこと。働く会社員は「もしもの時にもらえるお金」について学んでいるのだろうか。またこれまで実際にもらったことがある人はどれくらいいるのだろうか。「もしもの時にもらえるお金」に関する実態と意識を全国の20〜40代の会社員1,117人を対象に調査した。

Q1. 「もしもの時にもらえるお金」で特に勉強したいのはどれですか?

高額療養費制度 18.0%
傷病手当金 13.7%
障害年金 7.3%
遺族年金 11.1%
失業保険 15.6%
民間の保険 13.4%
その他 0.9%
特にない 20.0%

「もしもの時にもらえるお金」で勉強したいことについて質問したところ、全体的に回答の割合に大きな差はなかったが「高額療養費制度」や「失業保険」との回答が若干多く見られた。もしもの時と聞いて思い浮かべるものは、働いている時の病気やケガ、失業であり、事前に備えておきたいという人が多い印象である。また、「特にない」との回答が20.0%もあり、もしものときが訪れたことことがなく咄嗟に言われて思いつかない人が多いのかもしれない。

Q2. 「もしもの時にもらえるお金」について学ぶことであなたはどうなりますか?

医療費がたくさんかかった時に備えることができる 32.6%
病気やケガで働けなくなった時に備えることができる 38.2%
一家の大黒柱が亡くなった時に備えることができる 12.0%
収入減少時・失業時に備えることができる 13.9%
その他 0%
わからない 3.3%

「もしもの時にもらえるお金」について学ぶとどうなるかについては「病気やケガで働けなくなった時に備えることができる」との回答が38.2%であり「医療費がたくさんかかった時に備えることができる」との回答は32.6%であった。病気やケガをしたときには、医療費がかかるだけでなく収入も減る可能性があることから、学ぶことでしっかりと備えておくと安心できるだろう。

Q3. 「もしもの時にもらえるお金」を実際にもらったことがありますか?(複数回答)

高額療養費制度 16.2%
傷病手当金 19.4%
遺族年金 10.7%
失業保険 20.3%
民間の保険 16.7%
災害関係の支援金 6.0%
子どもに関するお金(出産一時金・児童手当) 14.4%
介護関係の支援金 3.0%
その他 0.4%
特にない 41.7%

実際に「もしもの時にもらえるお金」でもらったことがあるもので多かった回答は「失業保険」と「傷病手当金」であった。もらったことがないという回答も多かったが、失業や病気は誰にでも突然起こりうることだ。事前に制度があるということを知っておくだけでもいざ申請するとなったときに慌てずに済むだろう。

もしもの時のお金について考えることは日常的に少ないかもしれないが、何か起こってしまってから慌てることがないよう事前に学んでおきたいものである。実際にもらえるお金や申請手順について、時間のあるときに一度しっかりと整理しておくとよいだろう。

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(藤田祐依)

「あなたご自身に関するアンケート」
調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2023年1月
調査対象:全国20〜40代の会社員
有効回答数:1,117件

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