将来もらえる年金はどれくらい?

「年金」について何を学びたい?

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将来、年金がどれくらいもらえるか不安に感じている人は多いだろう。普段働く会社員は「年金」について何を学びたいと考えるのだろうか。「年金」についての勉強に関する実態と意識を全国の20〜40代の会社員1,117人を対象に調査した。

Q1. 年金のどのようなことを学んでみたいですか?(複数回答)

国民年金 35.5%
厚生年金 45.5%
企業型DC(企業型確定拠出年金) 30.0%
iDeCo(個人型確定拠出年金) 46.9%
国民年金基金 20.7%
個人年金保険 23.2%
その他 0.4%
特にない 15.5%

年金のどのようなことを学んでみたいか質問したところ、特に多くの回答が寄せられたのが「iDeCo」と「厚生年金」であった。iDeCoとは、老後資金を自分で積み立てる制度のことで、公的年金だけでは不足している老後資金を早いうちから積み立てていくことで補えるというメリットがある。将来、年金がいくらもらえるのか不安に感じる人にとっては、老後資金を自分で備えられ安心できる制度だといえる。

また「厚生年金」は、会社員が加入する制度のことである。「国民年金」との違いとしては、「国民年金」が20歳以上60歳未満の人が全て加入する必要があることに対し、サラリーマンなどはさらに「厚生年金」が上乗せされるという仕組みである。厚生年金に加入している会社員は、将来どれくらい年金として受け取れるか知りたいと感じる人が多いことがうかがえる。

Q2. 年金について学んだらあなたはどうなると思いますか?(複数回答)

将来の不安が減る 48.1%
非課税枠で資産運用ができる 42.3%
将来受け取る年金が増える 34.3%
将来の安心感が増す 32.5%
その他 0.7%
わからない 7.2%

年金について学んだらどうなるか聞いたところ「将来の不安が減る」との回答が最も多く寄せられた。年金制度は、法改正により内容が変わる可能性もあることから、最新の制度についてしっかりと把握しておく必要がある。次いで多かったのが「非課税枠で資産運用ができる」といった回答であった。非課税の恩恵を受けながら年金が準備できる確定拠出年金についてしっかり知ることで、賢く老後資金を備えたいと考える人が多いことがうかがえる。

将来、公的年金だけでは老後の資金が不安と感じる人は多いだろう。まずは、自身が納めている年金の制度をきちんと理解し、将来受け取れる額について学んでみるのがよいかもしれない。そして、現状を踏まえたうえで、追加でどれだけ増やしたいかを考え、企業型DCやiDeCoを活用して老後に備えることで、将来の安心感が得られるのではないだろうか。

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(藤田祐依)

「あなたご自身に関するアンケート」
調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2023年1月
調査対象:全国20〜40代の会社員
有効回答数:1,117件

用語解説

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