目的別貯金のメリットとは
目的別貯金はしてる?
貯金の方法はさまざまあるが、目的別に貯金する方法には多くのメリットがある。働く会社員は、どのような目的の貯金をしているのだろうか。目的別貯金についての実態と意識を全国の20~40代の会社員1,179人を対象に調査した。
Q1. 目的ごとに分けた貯金をしていますか?
している 40.5%
現在はしていないが、以前したことがある 20.3%
したことがない 39.2%
目的ごとに分けた貯金をしているか訊いたところ「している」と回答した割合が40.5%であった。また「現在はしていないが、以前したことがある」が20.3%であり、全体で見ると6割超の人がこれまでに目的別貯金の経験があるようだ。
Q2. 具体的にどのような目的の貯金を行っていますか?(複数回答)
旅行 43.6%
家電購入 32.1%
車購入 37.1%
住宅購入 25.8%
冠婚葬祭 14.9%
税金、各種支払い 25.2%
教育費 22.2%
その他 5.5%
答えたくない 6.3%
具体的にどのような目的の貯金をしているか質問したところ「旅行」との回答が最も多く寄せられた。次いで「車購入」や「家電購入」といった回答が多かった。また、自由回答では「老後資金」と回答した人が多く見られ、将来に必要となるお金を今のうちから備えておきたいという意識がうかがえる。
Q3. 目的別貯金をどのような方法で行っていますか?(複数回答)
複数の銀行口座に預ける 54.5%
銀行の目的別口座を利用する 41.7%
定期預金に預ける 32.5%
封筒に現金を入れて分ける 17.8%
投資信託を保有する 14.5%
その他 0.8%
答えたくない 3.8%
目的別貯金をどのような方法で行っているか訊くと「複数の銀行口座に預ける」との回答が最も多く、次いで「銀行の目的別口座を利用する」「定期預金に預ける」といった回答が多かった。複数の銀行を利用したり、銀行の目的別口座を利用したりすることで、残高の管理がしやすくなるためだと考えられる。
Q4. 目的別に貯金を行うメリットは何だと思いますか?(複数回答)
計画的に資金を積み立てられる 46.8%
急な出費に焦らなくて済む 43.0%
必要な資金について事前に知ることができる 21.7%
貯金への意識が高まる 22.9%
その他 0.3%
とくにメリットを感じない 18.8%
目的別貯金のメリットについて訊いてみると「計画的に資金を積み立てられる」「急な出費に焦らなくて済む」といった回答が多く寄せられた。目的別貯金は、少しずつ資金を積み立てながら準備ができるため、安心感を持てることがメリットだといえる。
目的別貯金を行うことで、今後必要となる資金を事前に準備することができる。急な出費に慌てなくて済むように、目的別貯金を上手に利用して計画的に資金を積み立てていきたいものである。
(藤田祐依)
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調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2023年2月
調査対象:全国20~40代の会社員
有効回答数:1,179件