オフィス、商業施設、マンション、ホテルなどの不動産に投資

少額で不動産投資ができるJリートについて知ろう!

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不動産投資というと多額の資金が必要になるイメージがあるかもしれませんが、少額で不動産投資ができるREIT(リート)という金融商品があります。

もとはアメリカで生まれ、「Real Estate Investment Trust」の略で、REITと呼ばれています。日本では2001年に誕生し、頭にJAPANの「J」をつけて「Jリート(上場不動産投資信託)」と呼ばれています。

Jリートの概要

投資信託というよりは、会社に近い投資法人という仕組みです。

この投資法人がオフィスビル、賃貸マンション、物流施設、商業施設などの不動産を、投資家から集めた資金や金融機関からの借入金によって取得して、その保有不動産から得られる賃料や保有不動産の売却による収益などを投資家に分配する商品です。

特徴1:安定性

Jリートは、不動産事業のうち不動産開発などと比較し、リスクが比較的低い不動産賃貸業に特化しており、不動産賃貸業を通じて得られた賃料収入をベースに比較的安定した収益が期待できるのも特徴です。

特徴2:リスク分散

加えて、Jリートは、複数の不動産を保有しているため、リスク分散の効果もあるのも特徴です。

例えば、Jリートが保有するオフィスビルからテナントが一つ抜けても、他に複数の不動産にも分散投資を行っているので、テナント退去による賃料減収のダメージを少なくすることができるのです。

特徴3:比較的高い分配金

一般の上場会社は、売上高から経費を引いた利益から3割程度が法人税として引かれ、さらに一部が内部留保とされ、残った一部が配当金として分配される仕組みです。一方、Jリートは、税務上の導管性といわれる仕組みが採用されていて、不動産賃料等から経費を引いた利益の90%超を分配することで実質課税を回避できるため、ほとんどのJリートは利益のほとんどを分配しています。そのため、分配金(会社の配当金に相当)が高くなる傾向にあるという特徴を持っています。

様々なタイプのJリート

現状、Jリートには様々な用途の不動産に投資する商品があり、投資先の不動産の用途・種類によって、収益特性が異なります。

オフィスビルといったトラディショナルな用途のほか、賃貸マンション等の住居、ショッピングセンター等の商業施設、物流施設、ホテル、シニア住宅等のヘルスケア施設などが投資対象です。

どれか一つの用途に特化して投資を行うJリートを特化型リートと呼んでいます。一方で、複数の用途の不動産に投資するJリートを複合型あるいは総合型リートと呼んでいます。

投資商品としての魅力

1点目は、分配金の元になる原資は、多くの不動産から得られる賃料であるので、比較的安定しているという点です。2点目は、実際の不動産投資と比較して10万円前後からと手の届く範囲の金額での投資が可能という点です。3点目は投資のしやすさです。上場株式と同様に東証市場で売買され4桁の証券コードが附番されていて、証券口座があれば、すぐに投資できます。

動画もあわせてご覧ください(約3分)。

最後に、東証のJリートviewサイトにはJリートに関する各種情報を掲載しておりますので、ぜひご活用ください。
Jリートview

(東証マネ部!編集部)

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REITとはどんな投資商品なの?仕組みや4つの分類を紹介

用語解説

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