早めの再就職で手当がもらえるかも?
「再就職手当」について知ってる?
失業手当を受給中で早期に就職が決まった際にもらえる再就職手当。簡単にいうと転職の際に手続きをすることでもらえる手当だ。会社員は、この再就職手当についてどれくらい知っており、実際に利用したことがある人はどれくらいいるのだろうか。再就職手当についての実態と意識を全国の20~40代の会社員1,176人を対象に調査した。
Q1. これまでに転職をした経験がありますか?
5回以上の転職経験がある 14.4%
3~4回の転職経験がある 22.1%
1~2回の転職経験がある 28.9%
これまで転職経験がない 34.6%
これまでに転職をした経験があるか訊いたところ、転職した経験があると回答した割合は全体の約65%であった。また、転職した経験がある人のうち「1~2回の転職経験がある」と回答した人が28.9%と最も多かった。
Q2. 「再就職手当」について知っていますか?また、利用したことがありますか?
知っており、実際に利用したことがある 36.1%
知っているが、実際に利用したことはない 30.8%
知らない 33.1%
再就職手当について知っているか訊くと、6割以上の人が知っており、実際に利用したことがあると回答した割合は36.1%であった。再就職手当は失業手当の給付日数が所定の3分の1以上残っている場合にもらえる制度であるため、転職経験者が全員対象となるわけではない。
Q3.「再就職手当」に対してどのようなイメージを持ちますか?(複数回答)
再就職した際のお祝い金 46.8%
もらうための条件が細かく決まっている 53.6%
条件となる就職先が限られる 29.1%
転職活動のモチベーションアップになる 16.3%
その他 0.2%
特にない 3.5%
再就職手当についてどのようなイメージを持つか質問すると「もらうための条件が細かく決められている」「再就職したときのお祝い金」との回答が多く寄せられた。再就職手当には、再就職する時期や失業手当の残りの支給日数など要件が多く、支給を受けるのにハードルを感じる人が多いことがうかがえる。また、まとまったお金がもらえるため、再就職のお祝い金としてのイメージを持つ人も多いようだ。
早期に再就職が決まると、再就職手当が受給できる可能性がある。手当がもらえることで、失業中に次の仕事を探すモチベーションアップにもつながるだろう。手当を受給するには、細かい要件が定められているため、もし転職をすることになったときはあらかじめ要件をチェックしておくとよいだろう。
(藤田祐依)
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調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2023年5月
調査対象:全国20~40代の会社員
有効回答数:1,176件