「投資INSIDE‐OUT」
金融知識と投資の関係性 ~変化する資産形成(5)~
提供元:三井住友トラスト・アセットマネジメント
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金融知識と金融資産、年収の相関
昨年からの物価の高騰などを受けて、この春は賃上げが話題となりました。長い間上昇してこなかった賃金が増えることで、「貯蓄から投資へ」の流れは今後どうなるのでしょうか。
日本証券業協会の『個人投資家の証券投資に関する意識調査』では、「金融に関する知識と、金融資産の保有額・年収との関係」について、金融に関する知識の高さと平均年収、金融資産保有額には相関関係が見られるとしています。
【下図】では、金融知識の高い人ほど、金融資産保有額も大きくなっています。金融知識が高い人と他の人を比べると年収以上の資産の大きさが目立ちます。資産が大きい分、有価証券(株式、投資信託、公社債)などに投資する機会が多く、結果として金融知識が高まっているのかもしれません。
【下図】は、高リテラシー層と全サンプルの行動・考え方等に関する特徴を比較したものです。高リテラシー層は金融情報を見る、実際に株式を購入したことがあるといった人の割合が全体と比較しても多く、金融・経済に興味を持っている人が多そうです。また、長期の資金計画や、緊急時の資金準備もしている、学校での金融教育を望んでいるなど、お金に対してより堅実な姿勢にあるようです。
政府の経済財政運営と改革の基本方針では、「資産運用立国」実現を掲げており、家計所得の増大に合わせて分厚い中間層の復活を目指しています。投資をする人を増加させるためには、制度の改革だけでなく、資産運用を始める入り口として、幅広い層の人が気軽に投資を始められる環境づくりなども必要と思われます。
今後は、学校での金融教育や企業の確定拠出年金(DC)などを通じた投資教育のより一層の充実が求められそうです。
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