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国内株式、海外投資家の買い越しは続くのか? ~3つの変化への期待が鍵に!~

提供元:三井住友トラスト・アセットマネジメント

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2023年1-9月の国内株式は、海外投資家の買い越しが押し上げたが・・・

下記グラフは、年初来の日経平均株価の推移と海外投資家による累積買い越し額を重ねたものです。昨年末の26,000円程度から7月高値(33,753円)まで株価を押し上げた主因は、海外投資家の大幅な買い越しとみられます。

※現物、先物の合計ベース。現物は、東証・名証の合計。先物は、日経平均先物、TOPIX先物、ミニ日経平均先物、ミニTOPIX先物の合計

その背景には、経済の先行き不透明感の強い中国株や金利上昇で割高感の強い米国株からの資金シフトに加え、東証の低PBR(株価純資産倍率)改善要請をきっかけとした「日本企業の変化」への期待があったようです。更に、物価・賃金の上昇、日銀の政策修正観測への思惑など、「日本経済の変化」に対しても同様の見方があったとみられます。

来年も日本の変化への期待が続くのでしょうか?国内企業による中期的なスパンでの経営改革の動きが続きそうなほか、近いうちに日銀がマイナス金利政策を修正し、「デフレからの脱却」が実現するとの見方も根強そうです。加えて注目される「変化」が「国内投資家の変化」です。

来年1月より新NISA(少額投資非課税制度)がスタートします。年間の投資枠や保有限度額枠が大幅に拡大され、非課税の保有期間も無期限となり、個人投資家にとってメリットが大きく拡充されました。

過去、政府が「貯蓄から投資へ」の旗を幾度も振ったものの、反応は今一つでした。しかし、今年は株価が一時3万円を大きく上回る場面があったことで、国民の見る目も変わってきたかもしれません。無論、ただちにNISAでの買いが何兆円単位で積み上がるとは考えにくいものの、国内資金の流入が明らかになってくれば、先行して買いに入った海外投資家には朗報となり、新たな参入者を招くきっかけにもなりそうです。

9月の海外投資家は6カ月ぶりの大幅売り越し(約3兆円)となりました。今年も残り3カ月弱となる中、「逆張り」を得意とする個人投資家にとってはチャンス到来となったのかも知れません。

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(提供元:三井住友トラスト・アセットマネジメント)

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