2024年12月3日に【NEXT FUNDS MSCIジャパン気候変動指数（セレクト）連動型上場投信】（銘柄コード：294A）が新規上場することから、この新しいETFの特徴、組成や設定のねらいについてご紹介いたします。

基本情報

新しいETFの特徴

NF・日本株気候変動ETFの特徴

・温室効果ガスの排出削減に貢献する企業に投資
指数構築プロセスにおけるネガティブスクリーニングや温室効果ガスの排出量を一定以下に抑える基準の活用によって、温室効果ガスの排出削減に貢献する企業群等に投資します。

・NISA成長投資枠の対象
・1口、2,000円程度から投資ができる

商品概要

気候変動と企業の温室効果ガス削減

気候変動とは
気候変動とは、気温および気象パターンの長期的な変化を指し、特に地球温暖化によって地球の気候が大きく変わることを指します。その主な原因は石炭・石油・ガスなどの化石燃料の燃焼で、これにより温室効果ガスが発生し地球の気温が上昇します。温室効果により地球は動植物が生きるために適した気温になっている反面、温室効果ガスが増え続けてしまえば「地球温暖化」を引き起こし、気温の上昇はもちろん海面上昇や異常気象の増加などにつながります。そして、食料や健康、経済などへの被害も拡大する可能性もあります。

企業による温室効果ガス削減
地球温暖化による被害を最小限に抑えるためには、世界の平均気温の上昇を産業革命以前に比べて1.5度までに抑えることが重要であるとされています。2021年に開催された国際連合の気候変動に関する第26回会議（COP26）において、この「1.5度目標」が事実上世界の目標となりました。目標達成には、温室効果ガスの主な排出者である企業が排出量を削減することが重要であり、積極的に対策に取り組むことが求められています。

連動する指数の特徴

＜対象指標＞MSCIジャパン気候変動指数（セレクト）（配当込み）のご紹介

指数概要

SBTi (Science Based Targets initiative)とは？
SBTiとは、企業に対し科学的根拠に基づく温室効果ガス排出量削減目標を設定することを求めるCDP、世界資源研究所（WRI）、国連グローバル・コンパクト（UNGC）、世界自然保護基金（WWF）による共同イニシアティブのことです。

指数の銘柄選定プロセス
親指数であるMSCI ACWI ex Select Countries Indexに対して温室効果ガス排出量を一定削減することを目指し、温室効果ガスの排出量削減に取り組む銘柄を中心に選定し、その日本株部分を抽出したのが「MSCIジャパン気候変動指数（セレクト）」です。

連動指標の主要構成銘柄

構成上位10銘柄

業種別配分

連動指標のパフォーマンス

指数の参考パフォーマンス
当指数のパフォーマンスは、指数の起点である2020年5月29日からの約4年でおよそ2倍となり、同期間の日経平均のパフォーマンスを上回りました。

パフォーマンス推移（2020年5月末～2024年9月末、月次）

投資家の皆さまへ

気候変動対策に取り組む企業に投資したいとお考えの皆様に、NF・日本株気候変動ETFをご活用いただければ幸いです。

【参考情報】
● 情報ベンダーコード
（ETFコード）
Quick：294A/T、Bloomberg：294AJT Equity、Refinitive：294A.T
（対象指標）
Bloomberg：GJ759187

● 対象指標の算出要領

https://www.msci.com/our-solutions/indexes/msci-global-climate-500-japan-selection-index
※上記URLをクリックすると、MSCIのサイトに移動します。

※指数のディスクレイマーについては下記をご参照ください。
指数の著作権等について
■MSCIジャパン気候変動指数（セレクト）（配当込み）
「MSCIジャパン気候変動指数（セレクト）（配当込み）」は、MSCIが開発した指数です。同指数に対する著作権、知的所有権その他一切の権利はMSCI に帰属します。またMSCI は、同指数の内容を変更する権利および公表を停止する権利を有しています。
■日経平均株価
日経平均株価（日経225）及び日経平均トータルリターン・インデックスに関する著作権、知的所有権その他一切の権利は日本経済新聞社に帰属します。日本経済新聞社は本商品を保証するものではなく、本商品について一切の責任を負いません。

関連リンク

野村アセットマネジメント

• 「NEXT FUNDS」Webサイト