投資信託のトレンドが分かる!
2025年3月 投資信託の資金フロー
提供元:三菱アセット・ブレインズ
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3.新規設定ファンドの動向
「設定本数は増加した一方、設定額は減少」
3月の新規設定は37本と前月(24本)から増加した一方、設定額は約430億円と前月(約1,080億円)から減少した。
新規設定ファンドのうち、設定額が最も多かったのは、「ニッセイ・円建てグローバル社債/バランスファンド2025-03」(ニッセイ)(約100億円)、次いで「ニッセイ/シュローダー好利回りCB 2025-03(ヘッジあり・限定追加型)」(ニッセイ)(約90億円)となった。
1位の「ニッセイ・円建てグローバル社債/バランスファンド2025-03」は、複数の外貨建て投資適格社債を裏付けとして発行される約5年満期の円建て債券へ投資し、当該債券を満期まで保有する単位型ファンドである。円建て債券は元本確保を目指す「安定運用部分」と高いリターンの獲得を目指す「積極運用部分」で構成されており、「積極運用部分」は株式や債券、金といった様々な資産で構成される合成指数に投資を行う。本シリーズは2024年9月に続いて2本目の設定となる。
2位の「ニッセイ/シュローダー好利回りCB 2025-03(ヘッジあり・限定追加型)」は、ファンドの信託期間(約5年)内に償還日を迎えると見込まれる、相対的に利回りが高いと判断されるCB(転換社債)を投資対象とし、各債券を償還日まで保有することを基本とした運用を行うファンドである。本シリーズは2022年12月から数えて4本目の設定である。
当月はこの他にも、「One円建て債券ファンドⅣ2025-03」(AM-One)が設定されるなど、単位型・限定追加型のシリーズ商品の新規設定が目立った。
新規設定金額、設定本数の推移
最後に、3月の資金流入上位15ファンドを掲載しておく。
資金流入上位15ファンド一覧
(三菱アセット・ブレインズ)