投資や株式で運用している人はどれくらい?

余裕資産はどれくらいある?

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余裕資産とは、生活防衛費などを除いた当面使う予定のない資産のことである。会社員は余裕資産をどれくらい保有しており、どの程度投資や株式にまわしているのだろうか。現在の余裕資産と投資・株式への運用状況について全国の20~40代の会社員1,177人を対象に調査した。

Q1. 自身の余裕資産はどれくらいですか?

3,000万円以上 6.0%
2,000~3,000万円未満 9.0%
1,000~2,000万円未満 13.5%
500~1,000万円未満 13.4%
300~500万円未満 11.5%
300万円未満 17.8%
余裕資産はない 15.9%
わからない/答えたくない 12.9%

余裕資産がどれくらいあるか尋ねたところ、資産があると回答した人のうち「300万円未満」が17.8%と最も多く、次いで「1,000~2,000万円未満」が13.5%、「500~1,000万円未満」が13.4%となった。また年代別でみても前述の回答割合とあまり差がなく「300万円未満」が最も多い結果となった。年代よりも年収によって保有する資産の割合が分かれているのかもしれない。

Q2.(Q1で余裕資産があると回答した人へ)現在、余裕資産を投資や株式で運用していますか?

している 72.8%
していない 27.2%

Q1で余裕資産があると回答した人の7割超が、投資や株式で運用を「している」と回答した。多くの人が投資信託や株式で資産運用していることがうかがえる。余裕資産はすぐに使う予定がない資金であるため、将来への備えとして運用している人が多いのだろう。

余裕資産を持ちながら運用を「していない」と回答した人に理由を尋ねたところ「リスクが怖い」「知識がない」「やり方がわからない」「興味がない」といった回答が寄せられた。余裕資産が一定以上あったとしても、リスクへの不安や知識不足といった点が、投資や株式での運用に踏み出せない要因となっているのかもしれない。

まとまった資金での投資や株式の運用は、元本割れなどのリスクがあることを踏まえて余裕資産で運用することが望ましいとされている。人によってリスク許容度は大きく異なるが、最近では少額から株式や投資信託への投資が可能となっていることから、まずは、少額から運用を開始してみるのも良いかもしれない。

(藤田祐依)

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調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2025年2月
調査対象:全国20~40代の会社員
有効回答数:1,177件

用語解説

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