金投資について知ろう
提供元:ステート・ストリート・インベストメント・マネジメント
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用語集
世界金融危機
2007年~2009年に起きた経済危機で、一般的に1930年代の大恐慌以降で最大級の経済的混乱とされています。世界金融危機の主な引き金となったのはサブプライム危機で、ベア・スターンズやリーマン・ブラザーズのような金融システムにとって極めて重要な米投資銀行の破綻につながりました。2007年6月にベア・スターンズ傘下のヘッジファンド2本が破綻して始まった危機は、2008年終盤から安定化し始め、2009年末まで続きました。
インフレ
一定期間中に財とサービスの価格が全般的に上昇する現象で、通貨単位あたりの購買力の喪失につながります。インフレは一般的に通貨供給量が、経済成長を上回るペースで増加するときに起こります。中央銀行は経済を円滑に運営するため、インフレの抑制やデフレの回避を目指します。
金のスポット価格
スポット市場における金の価格。国際的通貨コード「XAU」で表記される、1トロイオンス当たりの金価格。米ドル建て。現物価格とも呼ばれます。通常は取引日から2営業日後に、契約した商品の即時決済(支払いと受け渡し)を行います。
ボラティリティ
市場指数または証券の価格が上下に変動する傾向を表わします。ボラティリティは通常、リターンの年率標準偏差で表されます。現代ポートフォリオ理論では、ボラティリティが高い証券は一般的に損失が発生する可能性が高く、リスクが高いと見られます。
「混蔵寄託」と「消費寄託」
純金積み立てにおける金の保管方法。「混蔵寄託(特定寄託と称する運営会社も)」は金の所有権が購入者にあり、専用金庫で保管され、仮に運営会社が倒産しても寄託していた戻ってきます。ただし、預け入れる金の量や期間に応じて保管料を支払うことになります。
対して「消費寄託」は所有権が運営会社にあり、運営会社がそれを運用することができる契約になります。運用することが可能なことから、保管料は無料が多く、コストを抑えることが可能です。ただし、運営会社が倒産した場合には、所有権が運営会社にあるため、預けていた金が戻らないリスクもあります。
注記
1 データはブルームバーグ・ファイナスL.Pの金スポット価格。データ算出期間と価格は1971年8月15日の1トロイオンス35ドル~2025年5月30日の1トロイオンス3,289.25ドル
(提供元:ステート・ストリート・インベストメント・マネジメント)