新規上場ETF・ETNの横顔

2025年12月17日上場

486A: NF・欧州株ユーロ・ストックス50ヘッジ無ETF/487A : NF・ドイツ株DAXヘッジ無ETF

提供元:野村アセットマネジメント

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2025年12月17日に【NEXT FUNDS ユーロ・ストックス50指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信】(銘柄コード:486A)、【NEXT FUNDS ドイツ株式・DAX(為替ヘッジなし)連動型上場投信】(銘柄コード:487A)が新規上場することから、この新しいETFの特徴、組成や設定のねらいについてご紹介いたします。

基本情報

銘柄名・コード NEXT FUNDS ユーロ・ストックス50指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信
ファンドの特色 ユーロ・ストックス50(R) 指数(TTM、円建て、税引後配当込み)に連動する投資成果(基準価額の変動率が対象株価指数の変動率に一致することをいいます。)を目指します。
対象指標 ユーロ・ストックス50(R) 指数(TTM、円建て、税引後配当込み)
対象指標の概要 ユーロ・ストックス50® 指数は、ユーロ圏の主要50銘柄で構成されています。各業種の代表銘柄をバランスよく組み入れており、流動性が高いのが特徴です。
計算期間 毎年6月9日~12月8日、12月9日~6月8日、
(※最初の計算期間は2025年12月15日から2026年6月8日まで)
分配金支払基準日 毎年6月8日、12月8日(年2回)
管理会社 野村アセットマネジメント株式会社
信託受託会社 三菱UFJ信託銀行株式会社
売買単位 1口単位
信託報酬 0.18%(税込0.198%)以内
上場日 2025年12月17日(予定)

 

銘柄名・コード NEXT FUNDS ドイツ株式・DAX(為替ヘッジなし)連動型上場投信(銘柄コード)
ファンドの特色 DAX(R)(ドイツ株価指数)(TTM、円建て、税引後配当込み)に連動する投資成果(基準価額の変動率が対象株価指数の変動率に一致することをいいます。)を目指します。
対象指標 DAX(R)(ドイツ株価指数)(TTM、円建て、税引後配当込み)
対象指標の概要 DAX®(ドイツ株価指数)は、ドイツ・フランクフルト証券取引所に上場するドイツの大手優良株40銘柄で構成されている株価指数です。
計算期間 毎年6月9日~6月8日
(※最初の計算期間は2025年12月15日から2026年6月8日まで)
分配金支払基準日 毎年6月8日(年1回)
管理会社 野村アセットマネジメント株式会社
信託受託会社 三菱UFJ信託銀行株式会社
売買単位 1口単位
信託報酬 0.18%(税込0.198%)以内
上場日 2025年12月17日(予定)

新しいETFの特徴

NEXT FUNDSより、新たに「ユーロ・ストックス50Ⓡ 指数(TTM、円建て、税引後配当込み)」と「DAXⓇ(ドイツ株価指数)(TTM、円建て、税引後配当込み)」を連動対象とする、為替ヘッジなしのETFが上場しました。

同指数に連動するヘッジありETFは既にNEXT FUNDSシリーズより上場しています。今回の上場により、投資家の皆様にはこれら2指数に連動する欧州株ETFについて、為替ヘッジの有無を選択していただけるようになりました。

商品概要

※2025年12月15日(設定日)時点
*2025年12月17日上場当初の最低投資金額

欧州とその経済規模

欧州とは、ユーロ圏、英国、北欧、東欧の4つの地域を含んでいます。
この中でも特に経済規模が大きいのが、ユーロ圏です。ユーロ圏とは欧州連合(EU)の加盟国のうち、統一通貨である「ユーロ」を導入している国で形成される経済圏のことを指し、金融政策についても、ECB(欧州中央銀行)が国の枠を超えて管轄しています。

ユーロ圏は世界の名目GDPの14.7%を占め米国、中国に次ぐ規模を誇ります。中でもドイツは名目GDPの約4.2%を占め、ユーロ圏で最も大きい、世界第3位の経済規模となっています。

【図表1】各国の名目GDPの割合(2024年)

(出所)財務省「主要経済指標」を基に野村アセットマネジメント作成

連動する指数の特徴

ユーロ・ストックス50指数

ユーロ・ストック50指数は、ユーロ圏の各業種の代表銘柄をバランスよく組み入れた主要50銘柄で構成される指数です。

国別の構成比率ではフランスが最も多くを占め、次いでドイツ、オランダが続きます。前述の通り、GDP比率ではドイツの占める割合が大きいのですが、指数構成比はやや異なります。

【図表2】ユーロ・ストックス50指数の構成国比率(2025年9月末時点)

【図表3】ユーロ・ストックス50指数の業種別比率(2025年9月末時点)

【図表4】ユーロ・ストックス50指数の構成上位10銘柄(2025年9月末時点)

(出所)STOXX Ltd.のデータを基に野村アセットマネジメント作成

DAX指数

DAX指数は、ドイツ・フランクフルト証券取引所に上場する大手優良株40銘柄で構成される指数です。
特に近年では財政規律の緩和など、財政政策の転換から景気拡大への期待が高まり、投資家から注目されています。

【図表5】DAX指数の業種別比率(2025年9月末時点)

【図表6】DAX指数の構成上位銘柄(2025年9月末時点)

(出所)STOXX Ltd.のデータを基に野村アセットマネジメント作成

連動指標のパフォーマンス

近年欧州経済は、製造業に強いドイツを筆頭に、ウクライナ情勢の悪化によるエネルギー価格の上昇などの影響を受けてきました。しかし、長期的な視点で推移を確認してみると、欧州株も苦しい状況を乗り越えながら、着実に上昇してきていることが分かります。

【図表7】各国指数のパフォーマンス推移

期間:2016年11月末~2025年10月末、月次
※税引後配当込み指数を円換算して使用
(出所)ブルームバーグのデータを基に野村アセットマネジメント作成

パフォーマンスの特徴

暦年リターン

暦年リターンを確認すると、2025年はユーロ・ストックス50、DAX共にS&P500を上回っており、欧州株が好調であることも読み取れます。

【図表8】各国指数の暦年リターン

※税引後配当込み指数を円換算して使用。2025年は10月末時点で計算。
(出所)ブルームバーグのデータを基に野村アセットマネジメント作成

配当利回り

業種構成の違いも一つの要因となり、欧州株は相対的に高い配当利回りとなっています。ユーロ・ストックス50、DAXいずれも日本株、米国株と比較して高い配当利回りを継続してきました。値上がり益に加えて、インカムゲインの獲得も狙いたい投資家にとって、欧州株の高い配当利回りは魅力の一つかもしれません。

【図表9】各国指数の配当利回り

期間:2015年11月末~2025年10月末、月次
※配当込み指数を使用
(出所)ブルームバーグのデータを基に野村アセットマネジメント作成

「為替ヘッジなし」と「為替ヘッジあり」の比較

図表10は、ユーロ・ストックス50とDAXの為替ヘッジなしとありのパフォーマンス推移を比較した図です。「為替ヘッジなし」と「為替ヘッジあり」はどちらがよいというものではありません。

為替変動の影響を受けた価格変動(比較的リスクが大きい)を受け入れられる人や今後円安に進むと考えている人、もしくは、通貨分散をしたい人は”為替ヘッジなし”を選ぶのがよいでしょう。一方、為替変動の影響を極力減らし、投資対象資産の値動きのリスクのみで運用したい(リスクを抑えたい)人や今後円高に進むと思う人は「為替ヘッジあり」を選ぶとよいでしょう。

【図表10】為替ヘッジなし・ありの指数のパフォーマンス比較

期間:2016年11月末~2025年10月末、月次
※税引後配当込み指数を使用
(出所)ブルームバーグのデータを基に野村アセットマネジメント作成

投資家の皆さまへ

今回、2本のETFが新たに上場したことにより、NEXT FUNDSでは欧州株への投資に、為替ヘッジ「なし」「あり」をお選びいただけるようになりました。欧州の株式をより手軽にご投資いただく手段として、NEXT FUNDSシリーズをご活用いただければ幸いです。

【参考情報】
● 情報ベンダーコード
(ETFコード)
Quick:486A/T、Bloomberg:486A JT Equity、Refinitive:486A.T
(対象指標)
Bloomberg:SX5TJPTM Index

(ETFコード)
Quick:487A/T、Bloomberg:487A JT Equity、Refinitive:487A.T
(対象指標)
Bloomberg:DAXJPYN Index

● 対象指標の算出要領

https://stoxx.com/index/sx5tjptm/
https://stoxx.com/index/daxjpyn/

※指数のディスクレイマーについては下記をご参照ください。
・DAX®(ドイツ株価指数)(TTM、円建て、税引後配当込み)(以下、当インデックス)は、STOXX Ltd.、ISS STOXX Index GmbHまたはそれらのライセンサーの知的財産(登録商標を含む)であり、ライセンス契約に基づき使用されています。NEXT FUNDS ドイツ株式・DAX(為替ヘッジなし)連動型上場投信は、STOXX Ltd.、ISS STOXX Index GmbH、および同社のライセンサー、リサーチパートナー、またはデータプロバイダーによって出資、宣伝、販売、その他いかなる方法による支援も受けておりません。STOXX Ltd.、ISS STOXX Index GmbH、および同社のライセンサー、リサーチパートナー、またはデータプロバイダーは、当インデックスまたはそのデータにおけるエラー、不備、中断に関して(過失の有無を問わず)全般的にも具体的にも一切の保証も責任も負いません。
・ユーロ・ストックス50® 指数(TTM、円建て、税引後配当込み)(以下、当インデックス)は、STOXX Ltd.、ISS STOXX Index GmbHまたはそれらのライセンサーの知的財産(登録商標を含む)であり、ライセンス契約に基づき使用されています。NEXT FUNDS ユーロ・ストックス50指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信は、STOXX Ltd.、ISS STOXX Index GmbH、および同社のライセンサー、リサーチパートナー、またはデータプロバイダーによって出資、宣伝、販売、その他いかなる方法による支援も受けておりません。 STOXX Ltd.、ISS STOXX Index GmbH、および同社のライセンサー、リサーチパートナー、またはデータプロバイダーは、当インデックスまたはそのデータにおけるエラー、不備、中断に関して(過失の有無を問わず)全般的にも具体的にも一切の保証も責任も負いません。
・TOPIX(東証株価指数)の指数値及びTOPIX(東証株価指数)に係る標章又は商標は、株式会社JPX総研又は株式会社JPX総研の関連会社(以下「JPX」という。)の知的財産であり、指数の算出、指数値の公表、利用などTOPIX(東証株価指数)に関するすべての権利・ノウハウ及びTOPIX(東証株価指数)、の指数に係る標章又は商標に関するすべての権利はJPXが有します。JPXは、TOPIX(東証株価指数)の指数値の算出又は公表の誤謬、遅延又は中断に対し、責任を負いません。
・S&P500指数は、S&P Dow Jones Indices LLCまたはその関連会社(「SPDJI」)の商品です。当該指数に関する一切の知的財産権その他一切の権利はS&P Dow Jones Indices LLCまたはその関連会社(「SPDJI」)に帰属しております。

用語解説

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