~YouTubeでも公開中~

運用のプロが着目する投資のポイントとは?Season 3

提供元:三井住友トラスト・アセットマネジメント

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今回も”運用のプロが着目する投資のポイントとは? Season3”と題して、アクティブETFの運用者が今後どのような観点に着目して運用しているのかについて、お伝えさせていただきます。

三井住友トラスト・アセットマネジメントでは、東証に上場している3本のアクティブETF(SMT ETF日本好配当株アクティブ(170A)SMT ETF日本株厳選投資アクティブ(257A)SMT ETF国内リート厳選投資アクティブ(258A))の運用担当者が着目しているトピックなどをYouTube動画として四半期で公開しています。

今回は、2025年11月に公開した2025年7-9月期の運用報告動画から、運用担当者の視点を取り上げたコラムをご紹介します。是非、YouTube動画についてもページ下のリンクからご覧ください。

約4年ぶりにJ-REIT市場へ新規銘柄が上場!

SMT ETF国内リート厳選投資アクティブ(258A)では、新たにJ-REIT市場へ新規上場した銘柄について解説しています。
2025年8月13日(水)に、霞が関ホテルリート投資法人(401A)がJ-REIT市場に新規上場しました。J-REIT市場における新規上場は、2021年6月の東海道リート投資法人(2989)の上場以来、約4年ぶりであることから、マーケットの注目を集めました。なお、これにより東証REIT指数構成銘柄は58銘柄となりました。

霞が関ホテルリート投資法人はホテル特化型リートで、レジャーをメインに一部ビジネス用途のホテルを取得する方針としており、幅広いホテルビジネスを展開しています。

下図にあるように、2016年8月以降は年間平均2~3件の上場がありましたが、コロナ渦以降は新規上場が低迷していた時期がありました。そして、今回2025年8月、約4年ぶりに霞が関ホテルリート投資法人が新規上場しました。また、数年間低迷していた東証REIT指数は年初から堅調に推移しています。今後市場が回復局面に向かうのであれば、新規上場も活発になることが見込まれ、J-REIT市場全体がさらに拡大することも期待できると考えています。

2024年度の株式保有分布状況について

SMT ETF日本好配当株アクティブ(170A)では、当ファンドの運用者が注目している株式保有分布の2024年度調査結果についてご説明しています。

そもそも株式保有分布とは、国内の証券取引所に上場している企業の株式が国内外のどのような機関にどれくらい保有されているのか、毎年東京証券取引所が調査し、まとめたものです。この調査結果から、企業の株式所有構造や株主構成の傾向を把握することができます。
2024年度調査結果によると、外国法人等の株式保有比率が過去最高を更新する一方で、金融機関(都銀・地銀、生損保等)の株式保有比率は過去最低を更新しました。また、事業法人等の株式保有比率が大幅に低下している点も注目です。

この調査結果から、大企業で見られる取引先との「株式持ち合い」が解消されつつあることが読み取れます。バブル崩壊後は、金融機関と取引先が相互に株式を持ち合うことが日本独特の商慣行として続いていました。そして、当時業績が低迷している企業であっても、株式を持ち合うことで経営陣の再任案にほぼ100%近い賛成票が投じられるケースが多数見られました。

そのような商慣行に対して、特に海外投資家などは「日本流コーポレートガバナンス」として疑念や不信感を有しており、結果として日本の株式市場への信認の低さにつながっていました。

それを払しょくすべく、金融当局によるコーポレートガバナンス・コード及びスチュワードシップ・コード(*1)、さらには東証などによる市場改革(*2)が行われました。また、東証はフォローアップ会議を通じて上場企業へ個別に働きかけを行っており、所謂「PBR1倍割れ改善要請」として注目を集めました。

これらの資本コストや株価を意識した経営を求める動きが強まったことを背景として、金融機関や大企業を中心に政策保有株を売却する動きが加速しているのです。経営陣が株主などの外部から厳しい評価にさらされることで、緊張感のあるコーポレートガバナンスに移行していることが、今回の調査結果の一因と言えます。

こうした日本における新しいコーポレートガバナンス改革の進展は、もう一段のROE(自己資本利益率)の向上や株主還元拡大に繋がっていくことを期待しています。

(*1) 金融庁公表「コーポレートガバナンス改革に向けた取り組みについて
(*2) 東京証券取引所公表「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応

アクティブ・ファンドを身近なものに

皆様はファンド(ETF)を選ぶ際、何を判断材料として選んでいるでしょうか?
やはり、多くの投資家様は”コスト”を挙げられるかと思いますが、我々運用会社としてはコストだけではなくパフォーマンスにも注目していただきたいと考えております。

アクティブETFは一般的に指数連動型ETFと比較して信託報酬が高い傾向にあります。その分運用会社として、そのコストに見合ったパフォーマンスを出しているのかを正確にお伝えすることが使命であると考えております。

機関投資家向けの商品では四半期報告など受益者向けにパフォーマンスを説明することが多いですが、公募投信など個人投資家向けでは一般的ではありません。そこで、弊社のアクティブETFに関して、どのようなパフォーマンスであったのか、それはどのような要因によるものかを四半期ごとに動画で発信することにいたしました。
また、ご参考として運用者ならではの市場の見方や情報を「コラム」としてお伝えすることといたしました。

ぜひこういった情報もご覧いただき、ETF選択の一助としていただけますと大変うれしいです。

SMT ETF日本好配当株アクティブ運用報告(2025年7-9月期)

動画リンクはこちら→https://youtu.be/r6c6ey9isJQ?si=-j6JhU7LX1n3QZ21

SMT ETF日本株厳選投資アクティブ運用報告(2025年7-9月期)

動画リンクはこちら→https://youtu.be/a4ueula1LaA?si=aJTNRkiaOk2hoNsF

SMT ETF国内リート厳選投資アクティブ運用報告(2025年7-9月期)

動画リンクはこちら→https://youtu.be/VnoJ1N0K3vo?si=m2gDzxDLAnd381v

(提供元:三井住友トラスト・アセットマネジメント)

用語解説

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