ポートフォリオの意識を持とう編

個人投資家に債券投資を考えてほしいのはどうして?

提供元:ブラックロック・ジャパン

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あなたの資産運用、株式投資100%だけで大丈夫?

近年、株式投資、あるいは投資信託を通じて株式に投資をする人が増えています。NISAを通じて、全世界の株式に投資を行う投資信託は高い人気があります。

資産形成をしているのには意味があります。ただお金を増やしたいわけではなく、多くの人は「いつかはこれに使う」というねらいがあるはずです。それは住宅ローンの頭金準備かもしれませんし、車の購入資金であるかもしれません。老後のための蓄えを増やしておきたいという人も多いでしょう。

実際に、投資資金の現金化が必要になったときに市場の急落があった場合、どうしたらいいでしょうか。

例えば家を買うことを計画し、契約後に投資対象の有価証券等を売却して現金化し頭金を振り込むとします。その場合、投資対象の有価証券等を売却する直前に市場が急落し、想定していた資金を用意できない可能性はゼロではありません。

もしくは、順調に成長していた資産が金融危機により日々値下がりし、このまま投資を続けていていいのか、これ以上下がる前に売ってしまった方がいいのでは、と不安になることもあると思います。

私たちは投資を行う上でリスクを取っています。株式の将来の値動きが分かっているなら株式100%で投資をしてもいいかもしれません。しかしそれは誰にもわかりません。リスクが高い運用方法を選んでいる場合、市場の急落が生じたときどうするか、という心配があります。

王道の投資方法として株式投資を行う人は多いと思いますが、次のステップとして株と逆の値動きをする債券への投資を検討してみるのも良いかもしれません。

投資を続けるためにポートフォリオを考えてみよう

株式に限らず、どのような資産クラスにおいても、投資をする際の心得として、「Stay Invested(=投資を継続すること)」が重要だといわれています。その大切さは市場が急落した後になって分かるものです。

たとえばリーマンショックを振り返ってみても、急落時に焦って売ってしまうより、投資を継続して市場の回復を待ったほうがよかったことは明らかです。

株式市場が半値になってしまうような急落が起きたときにも、投資を続けて回復を待てるようにするには、損失額が許容範囲に収まる必要があります。そのためにはまず自分のリスク許容度(どれくらいの下落幅までなら耐えられるか)を考え、リスクを抑えるポートフォリオを意識する必要があるのです。

「現金+株式投資」からのステップアップに債券投資を考えてみてはいかが

株式だけを投資対象とする運用にはリスク分散の観点からどうしても限界があります。例えばオール・カントリー系の運用は約3,000銘柄、約60か国に分散されているといいますが、いずれも株式ですから世界同時株安時には大きな下落を避けられません。

一方、すべて同じタイミングで下落するものではなく、異なるタイミングで値が動き、また騰落率も違う投資対象を組み入れると分散効果はさらに高まります。

かといって、「現金+株式投資」では現金保有分の利率の低さが気になるところです。近年の国内定期預金金利は上昇傾向にはあるものの、物価上昇率を大きく下回り続けています。つまり実質的に資産が目減りしています。

債券はどの国も金融緩和の中、金利が下がっている時期もありましたが、日銀はマイナス金利政策を転換し徐々に利上げの方向にあります。米国のFRBは利下げの方向にあるものの、日本国内からみれば高利回りとなっています。これはそれぞれの国の経済情勢や物価上昇率などが関係するためですが、国内外の債券投資に注目してほしい理由のひとつです。

また、大きな値下がりが生じにくいのも債券投資の共通した特徴です(但し、外貨建ての投資には円高時の為替リスクが生じる)。

株式投資100%だけではなく、債券投資を部分的に組み入れることを考えてみてはいかがでしょうか。

債券投資業界の「S&P 500」? ブラックロックの米国債券ETF

ブラックロックが運用を行うETF「iシェアーズ米国総合債券 ETF(2256)」は債券投資の最初の一本としてお勧めの銘柄です。連動対象としているブルームバーグ米国総合インデックス*は、債券投資においてはスタンダート中のスタンダードといってもいいものです。投資先進国では「THE・債券」というような代表的な指数であり、いわゆるプロと呼ばれる機関投資家にも多く採用されています。

*2256の連動対象指数は、円換算された「ブルームバーグ米国総合インデックスTTM(為替ヘッジなし、円ベース)」

内訳としては、国債、社債、そしてMBS(住宅ローン担保証券)も入っています。いってみれば、「債券業界のS&P 500」のようなイメージです。

「iシェアーズ米国総合債券 ETF(2256)」(当ETF)のファクトシートより抜粋:

すべて投資適格債のみを対象としているので、ハイイールド債、ジャンク債などは含まれていません。つまり、利回りが高いけれど信用リスクも高いような債券は対象としていません。

S&P 500で株式投資をされる方がよく、米国株式市場が世界最大であることを指摘されますが、米国債券市場もまた世界最大の債券市場です。このETFはまさにそこをターゲットとしているわけです。

低コストの運用が可能であることも魅力です。税込み年0.88%程度という信託報酬率は同一カテゴリーで業界最低水準となっています(記事掲載時点)。また、資産規模においても、前述の日本上場のETF「iシェアーズ米国総合債券 ETF(2256)」は米国に上場しているAGG(iシェアーズ・コア米国総合債券市場)という銘柄を投資対象として運用しているため、米国上場銘柄のAGGと日本上場の2256を合わせると18兆円近い残高を有する大型ファンドとなっています。

「iシェアーズ米国総合債券 ETF(2256)」はNISA適格(成長投資枠)でもあり、「NISAで債券投資」という選択肢にも活用できると思います。

今までの運用に米国債券での投資を加えるとき、選択肢の一つとなりうるのではないでしょうか。

このプロダクトについてより詳しく知りたい方はこちらの商品ページもぜひご覧ください

(提供元:ブラックロック・ジャパン)

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