長期運用を実践して「資産2億円」突破の兼業投資家・後編
実践したからわかる株式投資のコツは「無理しないこと」と「挑戦すること」
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さまざまな挑戦を経て、自分に合う投資手法を見つけることが大事
最後に投資初心者がしがちな失敗について聞くと、意外な答えが返ってきた。
「投資って、同じ手法でも失敗するときもあればうまくいくときもあるから難しいんですよね。ほかの人が勧めている銘柄を買ってうまくいった経験もあれば、失敗した経験もありますし、自分で調べて投資して失敗したこともあれば、うまくいったこともあります」
前編で話してくれたように、初めての株式投資となった富士ソフトは身近な企業で、事業なども理解したうえで買ったが、ITバブル崩壊によって元本割れとなった。自分で調べてもうまくいかなかった例だ。しかし、Sammyさんの妻は身近な企業への投資で成功しているという。
「妻は普段よく使うお店や商品の会社に投資して結構当ててるんで、その姿を見ていると、身の回りのものから出てくるアイデアや勘ってバカにしちゃいけないんだなって思います。ただ、私自身はそういう選び方をして損することが多かったので、スクリーニングして投資先を選ぶほうが合っているのかなと思います。人によって合う投資手法って違うんですよね」
Sammyさんも投資信託を使ったりバリュー投資を行ったりしてきた結果として、高配当株への長期投資という手法にたどりついた。さまざまな経験を積むことも、投資のコツといえるだろう。
「人それぞれ性格も生活環境も違って、その人に合う手法も変わるので、人のマネばかりしているときっと苦しくなりますよね。まずは少額でいいので、いろいろな手法を試してみる、食わず嫌いしないでやってみることが大事なのかなと。そして、努力しても報われないことも多いので、そこは覚悟しておいたほうがいいんじゃないかと思います」
Sammyさんが教えてくれた株式投資のコツは、「ストレスを感じずに保有できる銘柄に絞ること」と「さまざまな手法を試すこと」。決して難しいことではないはずだ。まずはできることから始めてみよう。
(取材・文/有竹亮介)

