資産4億円の個人投資家に聞く「株式投資で資産を築くコツ」・後編

個人投資家が考える株式投資の面白さは「起業せずとも企業のオーナーになれること」

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何よりも大切なのは、自分に合った投資手法を見つけること

最後に、株式投資に興味はあるものの一歩が踏み出せないという人に向けて、まず行うべきことを聞いた。

「株式投資の理想は株価が低いときに買うことですが、タイミングを狙っているといつまでも投資できないので、まずはなんでもいいから余裕資金で1銘柄1単元買ってみてほしいです。株式を保有することで、自分が値動きや配当に対してどのような感情を抱くタイプなのかがわかります」

値動きが気になって仕方がない人もいれば、気にせずに放置できる人もいるだろう。配当に対しても、「保有しているだけで配当金が入るなんてすごい」と感じる人がいる一方、「この金額しか受け取れないなら売買して儲けたほうがいい」と感じる人もいる。

「抱いた感情によって、合う投資手法は変わってくると思います。私みたいにわずかな配当金でもすごいと感じる人は長期投資が向いているでしょうし、もっとリスクをとっても構わないと思う人は積極的に売買するのが合っているかもしれません。個別株を複数銘柄買うのが大変だと感じる人は投資信託やETFでの投資がメインになると思うし、小さなリスクでも負担に感じる人は投資そのものが向いていない可能性もあります。大切なのは、自分に合った手法に早く到達することです。そのためにも、最初の一歩は早いほうがいい」

株式の売買で儲ける手法も長期的に保有して配当金を得る手法も、はたまた投資信託やETFを活用する手法も、どれも間違いではない。自分に合った手法を見つけることで、ストレスや負担を抑えながら資産を築くことができる。

「投資を始めたことによって仕事もプライベートも手に付かなくなるという状態は、もっとも避けたいところです。資産形成をして充実した人生を送るための投資なのに、投資のせいで人生が楽しめなくなってしまっては意味がないですよね。一番の理想は、大事な家族や友人がいて、やりがいのある仕事を持っていて、資産形成もしっかりして、将来の不安がないという状態だと思います。そのためにも、自分に合った資産形成の方法を見つけてほしいですね」

立川さんに合っていた手法は、増配銘柄への長期投資だった。この手法を真似するのではなく、自分に合っているか確認しながら進めることが、成功の第一歩となるだろう。

(取材・文/有竹亮介)

お話を伺った方
立川 一
個人投資家。2004年から株式投資を本格的に始め、バリュー投資などを経て、現在は増配傾向にある銘柄を中心に運用している。Xやブログで自身の投資や配当に関する情報を発信している。
著者/ライター
有竹 亮介
音楽にエンタメ、ペット、子育て、ビジネスなど、なんでもこなす雑食ライター。『東証マネ部!』を担当したことでお金や金融に興味が湧き、少しずつ実践しながら学んでいるところ。
用語解説

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