書店員さんに聞いてみた!今あなたに読んでほしい「お金の本」

5000円超の豪華な1冊が大人気。代官山に通うクリエイティブ層が読む「お金の本」とは?

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自由に人生を選択するための「お金」

2冊目にご紹介するのは、『外資系金融ママがわが子へ伝えたい 人生とお金の本質』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。ベストセラーになっており、当店でもよく売れている旬な本ですね。

『外資系金融ママがわが子へ伝えたい 人生とお金の本質』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、河村真木子)

親が子に伝えたいお金の話、という切り口ですが、単なる資産の「増やし方」だけではなく、お金でいかに人生の選択肢を広げていくかが説かれています。

「逆説的なのですが、『お金に縛られずに自由に選択できる人生』には、お金が必要不可欠です」というシンプルで力強いメッセージです。お子さんにお金についてどう伝えていいか迷っている親御さんに、ぜひ読んでいただきたいですね。

個人的に特に印象的だったのが、「モノよりも経験に投資する」という項目。知らない世界を知るために、あえてワンランク上のホテルに泊まってみるなど、“背伸びの体験”をすることが自分への投資になる、という考え方は、大人が読んでも気づきがあると思います。

20代は何を考えればいい? 今すぐ実践できるアクション

休日の代官山は、若いみなさんがお友達同士で遊びに来られることも多く、実は20代向けのお金の本や自己啓発本も人気です。そんな当店で長く売れているのが『【新NISA・iDeCo対応版】20代のいま、やっておくべきお金のこと』(ダイヤモンド社)です。

『【新NISA・iDeCo対応版】20代のいま、やっておくべきお金のこと』(ダイヤモンド社、中村芳子)

働き始めたばかりで老後までのマネープランが見えていないという方に向けて、手取り足取り解説してくれています。これまで紹介した2冊が考え方自体を伝える本なのに対し、こちらは非常に具体的かつ実践的。「コンビニでの浪費をやめれば年間◯円貯まる」「20代でNISAを始めよう」など、今すぐ実践できるアクションが細かく載っています。

1冊読み通せば、人生に必要なお金のことをザッと見通せるはず。何から始めていいかわからない若い方の「最初の1冊」としてはもちろん、もう一度学び直したい大人の方にも役立つ、地に足のついた誠実な本だと思います。

本を中心に、ライフスタイルを提案する場所

代官山 蔦屋書店は「大人のための文化の牙城」をコンセプトにライフスタイルを提案しています。書籍を中心に雑貨や文具、食品など、驚くほどいろんなものを売っているんですよ。

店内には1000万円を超えるアート作品がドーンと置かれていたり、デザイン関連の洋書や海外の雑誌がかなりの数並んでいたり。週末には海外からの観光客のお客様もたくさんいらっしゃって、多国籍な空間です。

私が担当している人文・文学・ビジネス書のフロアは他の書店出身のコンシェルジュも多いですが、「書店員」の枠を超え、これまで扱った経験のないまったく違うジャンルのポップアップの企画・運営などもやっていて、本当にすごいな! と感心します。施設内でイベントをやっている日も多いので、ぜひお休みの日に遊びに来てください。

お話を伺った方
重松 沙織
代官山 蔦屋書店
ビジネスコンシェルジュ
2024年に入社。中高時代は親に「本屋に寄らずに帰ってきた日がない」と言われるほど通いつめ、文芸作品に親しむ。村上春樹や江國香織をきっかけに物語に没頭し、大学以降は幻想文学へと読書の幅を広げた。前職からビジネス書に携わり約15年。
趣味は、百貨店の催事めぐり、観劇、早寝。最近はラジオのハガキ職人を再開したい。
著者/ライター
町田 晴
1989年生まれ。ビジネスからエンタメまでインタビュー取材を主にこなす。ミステリー小説とノンフィクションが好き。書店に行くと本だけでなく、文房具コーナーでもつい何か買ってしまうタイプ。

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