日経平均株価を上回るパフォーマンス!
減配しない「累進高配当株」に注目
提供元:三菱UFJ eスマート証券
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日経平均株価が6万円台の史上最高値を更新!相場上昇局面でより光る指数は?
日経平均株価は26年4月にはじめて6万円台に乗せ、さらに連休明けの5月7日には一時6万3000円台を付けるなど、史上最高値を更新する強い動きとなっています。日本株式市場の熱気が高まる中、このような局面でどのような投資手法をとるべきかお悩みの投資家も多いはずです。
足元では2024年の新NISA開始で制度が拡充したことから、株価の上昇だけではなく「配当」に着目した投資方法も広がりを見せています。そこで今回は日経平均株価よりも高いパフォーマンスを発揮している「日経累進高配当株指数」に注目していきます。
「日経累進高配当株指数」とは
累進配当とは、企業が前期の配当よりも減配せずに配当を維持または増配する配当方針のことです。業績動向にかかわらず、少なくとも前期と同様またはそれ以上の配当が受け取れる可能性が高いために安心感あり、配当政策としては花丸といえます。昨今の東証の市場改革や要請などから、企業側が株主還元を強化する姿勢が強まり、加えて企業業績の改善や株価上昇が配当政策の充実に繋がっていると考えられます。
日本経済新聞社は配当に関する指数として下図の4つの指数を公表しており、日経累進高配当株指数はその中の一つです。同指数は国内上場銘柄のうち、累進的な配当を続ける企業群の中から時価総額500億円以上かつ予想配当利回りが高い30銘柄から構成されています。
【図1:日経配当関連指数シリーズ詳細】

次に、日経平均株価の配当込みのトータルリターン(以下TR)と上記4指数のTRを比較します。約10年前の2016年3月末を100とした際の結果は下図2の通り、日経平均株価TRが450.1であるのに対し、日経累進高配当株指数TRは536.7と日経平均株価を大きく上回るパフォーマンスとなっています。累進高配当株指数に次いで日経高配当株50指数が518.9、続いて日経株主還元株40指数が452.1、そして日経平均株価を下回るのが日経連続増配株指数です。
この結果から、足元10年の上昇基調相場では高い配当に着目した累進配当と高配当のパフォーマンスが高く、配当とその再投資がトータルリターンの底上げに寄与していることが分かります。
【図2:日経平均株価と日経配当関連指数シリーズの相対チャート(トータルリターン)】

※2016年3月末を100とする相対チャート(週足)、すべてトータルリターン(配当込み)指数
累進配当方針は企業が今後、減配しないまたは増配する還元方針であるため、企業側の業績や財務に対する自信の表れとも捉えることができ、その自信と実績の結果が株価好調を支える要因になっているのではないかと考えます。
過去の上昇局面で累進高配当株指数が日経平均株価よりも好調なパフォーマンスを上げていたことから、今後も日経平均株価の上昇局面が続くと仮定すると、同指数または累進的な配当を続ける高配当株に投資を行うのがより高いリターンを享受できる可能性があるのではないかとみています。
同指数は、現在アムンディ・ジャパンの「(アムンディ・インデックスシリーズ)日本・高配当株」ファンドでNISA口座でも投資が可能です。また、同指数採用30銘柄も公表されているため、以下にご紹介します。
【日経累進高配当株指数 採用30銘柄】

※株価や配当利回りは2026年4月30日終値データ、QUICKデータ等を基に投資情報室作成
今回ご紹介した指数は定期見直しやルール改定により特性が変化しうるため、最新の情報や銘柄入れ替え後の銘柄チェックをしていただくのがおすすめです。また、累進配当方針を掲げる企業であっても、業績の急変や中期経営計画での配当方針変更、経営陣などの交代で方針転換があれば減配に転じることがあり得ます。保有銘柄のIR情報を細かくチェックいただき、指数(インデックス)を上回る投資成果を目指していきましょう。
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(三菱UFJ eスマート証券)
大手ネット金融会社を経て、2013年にカブドットコム証券(現三菱UFJ eスマート証券)入社。前職在籍中は個人投資家として国内株式等の売買を経験し、株主優待に魅了される。個人投資家としての経験を活かし、株主優待や初心者向け情報発信を行う。
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