技術力に立脚した事業開発力で宇宙ビジネスを成長させていく
衛星の打上げ支援から教育まで、幅広い事業で「宇宙の一大産業化」を加速させるSpace BDとは
「民需の掘り起こし」が産業を成長させる
宇宙を一大産業にするためには、何がカギになるのか。伊藤氏はまず「人材」を挙げる。宇宙産業に関わる優秀な人材を1人でも多く増やすことが重要だという。
次に同氏が口にするのは「技術」だ。「宇宙とは直接関係のない分野の企業でも、宇宙用途に転用できる高度な技術を持っているケースがあります。当社は、そうした企業の宇宙参入を支援し、技術の活用先を提案しています。こうして、高い技術を持つ企業の宇宙参入を後押しできればと思います」。
そしてもう1つ重要なのが「民需の掘り起こし」だという。国主導の”官需”だけでなく、一般消費者が宇宙産業の必要性を感じる”民需”の拡大こそが、産業自走の原動力になると語る。
「GPSや気象衛星は、宇宙産業のメリットを一般の方が感じた代表例ではないでしょうか。こういうものを1つでも多く見出して、ビジネスの仕組みを構築していく。それこそが宇宙産業の発展に必要です。私たちは先頭に立って、その開拓を続けていきたいと思います」
ビジネスの構築力を武器に、宇宙の一大産業化を目指すSpace BD。2017年に誕生した若き同社は、多岐にわたる事業を通して、宇宙ビジネスの領域を切り拓いていく。
(撮影/森カズシゲ)
※記事の内容は2026年6月現在の情報です
著者/ライター
有井 太郎
ビジネストレンドや経済・金融系の記事を中心に、さまざまな媒体に寄稿している。企業のオウンドメディアやブランディング記事も多い。読者の抱える疑問に手が届く、地に足のついた記事を目指す。



