AI時代にアクティブ運用が光る理由

なぜ今、AI関連銘柄への投資に「目利き力」が必要なのか

提供元:ブラックロック・ジャパン

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AI投資ブーム – だからこそ問われる「選ぶ力」

「AI関連銘柄に投資したい」そう考える個人投資家が増えています*1。
生成AIの急速な進化、巨大テック企業による設備投資の拡大、そして日常生活へのAI浸透が加速するなか、投資先としてのAI分野への関心が高まるのは自然な流れでしょう。

しかし、ひと口に「AI投資」と言っても、その中身は驚くほど多様です。
半導体やメモリなどのハードウェア、データセンターの電力インフラ、クラウド基盤、大規模言語モデル(LLM)を開発する基盤モデル企業、そしてAIを活用したアプリケーション企業まで。AIエコシステムは多層構造であり、どの領域が恩恵を受けるかは、技術や競争環境の変化とともに刻々と変わります。

たとえば、2025年初頭にはソフトウェア関連銘柄が有望と見られていましたが、基盤モデルの高度化に伴い、ソフトウェア企業の収益化に対する不確実性が急速に高まり、過去12か月で最大60%程度下落した銘柄も少なくありませんでした*2。一方で、メモリや光通信といった「AIを動かすインフラ」の分野は、AI投資の拡大を背景に力強い上昇を見せています。

こうした環境では、市場全体に網をかけるインデックス投資だけでは、AI分野の構造変化を十分に捉えきれない可能性があります。ここで注目されるのが、アクティブ運用という選択肢です。

*1 出所:ブラックロックがSBI証券ホームページにおいて実施した個人投資家向けアンケートに基づく。調査対象:SBI証券ホームページの「国内株式TOP」「外国株式TOP」「外国株式取引ページTOP」への来訪者。実施期間:2025年6月13日~2025年7月8日。有効回答数:1,903件。調査手法:複数回答形式。
*2出所:ブルームバーグのデータを基にブラックロック調べ、2026年5月末時点。

アクティブ運用の3つの強み – 変化の激しい領域でこそ真価を発揮

アクティブ運用とは、ファンドマネージャーが独自の調査・分析に基づき、投資先や保有比率を能動的に決定する運用手法です。指数に連動するインデックス運用とは異なり、市場環境や個別企業のファンダメンタルズの変化に応じて、ポートフォリオを柔軟に組み替えることができます。

AI投資の文脈では、アクティブ運用には主に以下の3つの強みがあると考えられます。

(1)構造変化への機動的な対応
AI分野は技術革新のスピードが極めて速く、投資の「勝ち組」が短期間で入れ替わることがあります。たとえば、AI投資の初期フェーズでは半導体やGPUメーカーが注目を集めましたが、現在はAIデータセンターの電力需要や冷却技術、光通信インフラなど、より広範な領域に投資機会が広がっています。

インデックスは一定のルールに基づいて定期的に銘柄を入れ替えますが、こうした急速な変化に対しては、タイムラグが生じることがあります。アクティブ運用であれば、運用チームの判断でより迅速にポジションを調整し、構造変化の初期段階から投資機会を捉えることが可能です。

(2)深いリサーチに基づく銘柄選別
AI関連企業は数多く存在しますが、すべてが同じように恩恵を受けるわけではありません。技術の優位性、収益モデルの持続可能性、競争環境における位置づけ、これらを見極めるには、企業との直接的な対話を含む深いファンダメンタルズ・リサーチが不可欠です。

アクティブ運用では、企業ミーティングを通じて得られる一次情報を活用し、「本当に投資すべき企業」を厳選することが可能です。AI分野のように勝者と敗者の差が大きい領域では、こうした「目利き力」が特に重要になります。

(3)未上場企業へのアクセス
AI分野で最も注目すべきトレンドのひとつが、有力企業がなかなか上場しないという現象です。2025年にはAIスタートアップが全世界で約1.5兆ドルを調達し、グローバルなベンチャー資金の約50%がAI関連に向かいました*3。OpenAIだけでも400億ドル規模の資金調達を行い、史上最大のプライベート資金調達ラウンドを記録しています*4

こうした企業は、事実上、上場企業に匹敵する規模に成長していながら、依然として未上場のまま事業を拡大し続けています。インデックスは上場企業のみを投資対象とするため、こうした未上場企業にアクセスできないことが一般的です。

一方で、アクティブ運用のファンドの中には、厳格な流動性管理や第三者評価のもとで、こうした未上場企業を一定の範囲で組み入れることが可能なものもあります。これにより投資家は、AIイノベーションの「全体像」、すなわち上場企業に加え、最先端の未上場企業を含むエコシステム全体に投資することが可能となります。

*3出所:CrunchBase. “Global Venture Funding in 2025 Surged As Startup Deals and Valuation Set All-Time Records.” 2026年1月.
*4出所:Los Angeles Times.「The biggest startups raised a record amount in 2025, dominated by AI」2026年1月

AI投資のいま – 巨額の設備投資が示す構造的成長

アクティブ運用の意義を理解するうえで、現在のAI投資環境を概観しておきましょう。

2026年もAI関連の設備投資は拡大を続けており、主要ハイパースケーラー(Microsoft、Meta、Amazon、Alphabet)の決算からも、AI需要の強さが確認されています。AIクラウドの高成長に加え、推論需要の拡大に伴うトークン利用量の増加は、計算能力、電力、ネットワークを含むインフラ全体の増強を必要とする構造を示しています。また、未上場のAI企業も急速に収益を伸ばしており、AI分野全体で成長が加速しています。

その結果、設備投資の恩恵は、半導体メーカーだけでなく、電力・送配電機器、冷却技術、重要素材、光通信部品など、幅広い産業に波及しています。AI投資は、テクノロジーセクターの枠を超えた広域なインフラ投資ストーリーでもあるのです。

また、AI関連のイノベーションはもはや米国だけのものではありません。高帯域幅メモリではSK Hynix(韓国)やSamsung(韓国)、先端半導体製造ではTSMC(台湾)が主導的な役割を果たしています。従来の「テクノロジー=米国」という視点だけでは、グローバルなAI投資機会の一部を見逃してしまう可能性があります。

このように、AI投資は多層的かつグローバルに広がっており、「どの領域に、どのタイミングで投資するか」という判断が、リターンに大きな差をもたらし得る局面にあります。まさに、アクティブな銘柄選択が報われやすい環境と言えるでしょう。

注目のアクティブETF:「ベストAI」

こうしたアクティブ運用の方針を採用した一例として、2025年9月に東京証券取引所に上場したiシェアーズ AI グローバル・イノベーション アクティブ ETF(証券コード:408A、愛称:ベストAI)をご紹介します。

ベストAIは、米国を中心とした世界各国のAI関連企業等に投資を行うアクティブETFです。ブラックロックのファンダメンタル株式グローバルテクノロジーチームが運用を担当し、大型上場企業から未上場企業までを網羅する独自のリサーチ基盤を活用し、1,000社以上の AI 関連企業のうち約40銘柄*5に厳選投資を行っています。

本記事で述べたアクティブ運用の強みが、まさに体現されている商品です。

• 機動的な銘柄入替え
AI投資の構造変化に合わせて、メモリ・光通信分野への先行的なポジショニングや、ソフトウェアセクターに対する慎重なスタンスなど、運用チームの判断によるポートフォリオ調整が行われています。

• グローバルな視点
NVIDIA(米国)やBroadcom(米国)に加え、SK Hynix(韓国)、TSMC(台湾)など、アジアの半導体・メモリ企業も上位に組み入れられており、AI投資機会をグローバルに捉える構成となっています*6

• 未上場企業や上場後間もない株式へのアクセス
アクティブ運用の強みとして、指数に連動するインデックス型ETFでは捉えにくい、上場後間もない株式や未上場企業へ投資できる点が挙げられます。本ETFは、Anthropicのような未上場AI企業を組み入れた事例として注目されている*7ほか、SpaceX、Cerebras、QuantinuumといったIPO直後の企業への投資も行っています。*8

NISAの成長投資枠対象であり、東証で日本株と同じように円建てで取引が可能です。

*5 当ETF は、AI 関連企業や技術関連企業に投資します。当社ファンダメンタル株式運用チームが考える、AI 技術等に関する最も優れた企業を厳選して投資します。当ETFは特化型運用を行うため特定の銘柄への投資が集中することがあり、当該銘柄に経営破綻や経営・財務状況の悪化などが生じた場合には、大きな損失が発生することがあります。
*6 ブラックロック・ジャパンHP商品詳細ページより引用。2026年4月末時点の構成銘柄。将来に渡って構成銘柄として組み入れることを示唆・保証するものではありません。
*7マネックス証券にて2026年3月9日に掲載された特集記事「話題の未上場AI企業『Anthropic』が組み入れられた国内ETF」より引用。 2026年3月9日時点。将来に渡って構成銘柄として組み入れることを示唆・保証するものではありません。
*8ブラックロック・ジャパンHP商品詳細ページより引用。2026年6月12日時点の構成銘柄。将来に渡って構成銘柄として組み入れることを示唆・保証するものではありません。

「選ぶ力」がリターンを左右する時代に

AIは、私たちの社会を根本から変えつつある構造的なテーマです。しかし、投資の世界では「テーマが正しい」だけでは十分ではありません。どの企業に、どのタイミングで投資するか。この判断が、リターンに決定的な差を生みます。

変化のスピードが速く、勝者と敗者の入れ替わりが激しいAI分野だからこそ、プロの「目利き力」を活かしたアクティブ運用の価値が際立ちます。東証で取引できるアクティブETFという選択肢も広がりつつある今、ご自身の資産形成にアクティブ運用をどう組み込むか、改めて考えてみてはいかがでしょうか。

iシェアーズ AI グローバル・イノベーション アクティブ ETF(408A)について詳しく知りたい方はこちら

(ブラックロック・ジャパン)

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