お笑い芸人・小島よしおさんインタビュー 前編
小島流投資の心得「数字ではなく“人の思い”や“企業理念”を大切にしたい」
子どもに胸を張って伝えられる「投資」を実践したい
――小島さんの投資している企業に対する姿勢は、見習いたいなって感じます。
小島 「投資先の企業を応援する」というスタンスで株式を持っているので、多少業績が落ちたり株価が下がったりしても損切りはしません。株式投資はめちゃめちゃ長い競走をしているようなイメージで、たとえ遅かったとしても、走っている限りはスピードが上がったり追い抜いたりする可能性があると思うんです。その過程を応援したいですね。
投資をしている以上、誰しも儲けたいという気持ちはあると思うけど、その本心を隠すことが大事なのかなって。数字を追いすぎてしまうと、数字に支配されていってしまう気がするんです。その企業の代表のメッセージや中長期の目標などを見て、応援したい部分を言語化することで、数字以外の投資の指標みたいなものができると考えています。
――数字以外の指標ができると、株価が下がったとしても、ブレずに持ち続けられるということですね。
小島 中長期的な投資を実現しやすくなりますよね。一般的に投資の失敗談って、デイトレードでマイナスになった話が多いと思うんですが、それって投資の本質とはかけ離れていると感じるんです。投資は時間のかかるもの、じわじわと資産が増えていくものという前提で向き合う必要があるんじゃないかなと。
個人的には、中長期的な投資を実践したうえで成果を残したいという思いもあります。それは儲けたいからというよりは、子どもに「投資は大事なんだよ」と説得力を持って伝えたいからです。
成果といっても大それたものではなく、「10年前からこの株式を持っていて、お金が増えたから、家族みんなで東京ディズニーランドに遊びに来られたんだよ」と伝えられるくらいの成果が出せたらいいなと。
子どもが小学生ぐらいになったら、より具体的な話もしたいですね。「10歳で投資信託の運用を始めたら、20歳になる頃には複利効果で資産がこのぐらいに増えるかもしれないんだよ」みたいな形で、堅実な手法を伝えたいですね。
――親の実体験をもとに資産運用の大切さを伝えると説得力が増すだけでなく、子どもの選択肢も広がりそうですよね。
小島 そうなったらうれしいですよね。いまはまだ土を耕しているところかもしれないけど、いずれは木が育って実がなる。そういうことをきちんと伝えていける親になりたいですね。
しっかりとお金の勉強をしたうえで、自分なりの投資の指標を持って実践している小島さん。後編では、小島さん流の金融教育や資産運用の考え方をさらに深掘りしていく。
(取材・文/有竹亮介 撮影/森カズシゲ)



