お笑い芸人・小島よしおさんインタビュー 後編

子どものお金教育「『おこづかい』と『本』からヒントを得てほしいな」

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子どもと一緒に知っておきたい「生活費・教育費」のこと

――東証マネ部!初の書籍『お金の超・バイブル』に小島さんも登場していただいていますが、そのなかでお子さんと一緒に読みたいページはありましたか?

小島 5章の「超・ライフイベント」で解説されている子育て費用のところは、子どもにも知っておいてほしいと思いました。

僕が子どもの頃は日々の生活費や教育費ってあまり意識していなかったんですけど、親になってから、もうちょっと意識したほうがよかったなって思うんですよね。子どもにプレッシャーをかけたいわけではなくて、ごはんを食べられることや勉強できることが当たり前ではないということは早いうちから知っておいてほしいなって。

――小島さんが幼かった頃は、家庭でお金の話をすること自体が敬遠されたのではないでしょうか。

小島 そうだと思いますね。ただ、うちはちょっと変わっていて、国政選挙に出馬したことのある父から「選挙は金がかかる」って話はよく聞かされていたんですよ。政治家になるって大変なんだなって思いましたね(笑)。

でも、生活費や教育費に関する話が出たことはなかった気がします。当時って銀行預金の金利が高かったので、銀行に預けておけば十分という考え方が主流だったんだと思うんです。だから、いまほど金融知識みたいなものも求められなかったし、話題にもならなかったんでしょうね。

――預金金利が5~7%みたいな時代でしたからね。

小島 でも、いまは預金金利にあまり期待できないので、投資を含めた資産運用の方法もしっかり学んでいかないといけない時代になりましたよね。

そういう意味では、1章の「超・投資の基本」は子どもにももちろん読んでほしいし、投資経験が少ない大人の方も最初の一歩になると思います。「投資とは?」という基礎の部分がわかりやすくまとめられているので、まず目を通してほしい部分ですね。

「すぐに判断しない」が小島流資産運用術

――最後に、投資や資産運用を検討している方に向けてメッセージを。

小島 これは芸人仲間や後輩にも口を酸っぱくして言っていることですが、「投資は余剰資金でやる」を念頭に置いてほしいと思います。必要な生活費は確保したうえで、余ったお金を投資に回すということは、僕自身も意識しています。

あと、もうひとつ頭の片隅に置いておいてほしいのは、「すぐに判断しない」ということです。僕は購入した株式の株価が下がり、損が出たときに売ったことがなく、マイナスになったものはずっと保有し続けています。その企業を応援しているからこそ、株式を購入するという形で投資をしたからです。

――投資を始めたばかりだと、株価が下がったときに売ってしまいがちですよね。

小島 でも、その企業は頑張って軌道修正したり事業開発に励んだりして、回復する可能性がありますよね。企業に限らず、何事に関しても一度や二度失敗をしても、三度目にうまくいくパターンはあるし、むしろそういうことのほうが多いじゃないですか。

失敗したからこそ改善点や解決策が見つかって、よりよいものになっていくはずなのに、最近は一度の失敗に対する評価が厳しすぎると感じます。それって、自分が何かを始めようとするときにも、「失敗できない」という足かせになっちゃいますよね。

だから、人に対して厳しくなりすぎずに、その頑張りを認めながら、まずは自分自身と向き合おうぜって思います。そうすると社会全体も前向きになるし、投資に関しても長い目で見て、着実に成果を残していけるのではないかなって思いますね。

「そんなの関係ねぇ!」「おっぱっぴー」といった勢いのある芸風とは裏腹に、堅実な資産運用を実践している小島さん。勉強熱心が姿勢から見習うことばかりだ。

(取材・文/有竹亮介 撮影/森カズシゲ)

著者/ライター
有竹 亮介
音楽にエンタメ、ペット、子育て、ビジネスなど、なんでもこなす雑食ライター。『東証マネ部!』を担当したことでお金や金融に興味が湧き、少しずつ実践しながら学んでいるところ。
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