『ETFの常識』読み合わせ(8)。外国資産ETFは為替もチェック!購入前に知っておきたい「値動き」と「口数」の基本
東証公式の解説本『ETFの常識』を読み解きながら、ETFの基本をひとつずつ押さえていくシリーズです。
<前回記事はこちら>
『ETFの常識』読み合わせ(7)。ETFの分配金はどう決まる?受け取り方・再投資・税金の基本
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ETFは、海外の株式や債券にも手軽に投資できますが、その値動きを考えるときは、投資対象となる株式や債券の価格だけでなく、為替の動きにも注目する必要があります。
また、ETFは一般的な非上場の投資信託とは購入方法が異なり、基本的に「金額」ではなく「口数」を指定して注文します。
購入前に知っておきたい基本を見ていきましょう。
外国資産に投資するときは、為替の影響も考える
東証に上場するETFは、外国の株式や債券を投資対象とするものも含め、円で取引されています。
ただし、外国資産に投資するETFの価格には、投資対象資産の値動きに加えて、現地通貨と日本円の為替変動も反映されます。
一般的に、為替ヘッジなしのETFでは外国株式の価格が現地通貨ベースで変わらなかったとしても、円安が進めば、円に換算した価格は増えていきます。反対に円高が進めば、円に換算した価格は減っていきます。
つまり、外国資産に投資するETFの値動きは、投資している資産の動きのほかにも、「為替の動き」という要因にも左右されるのです。
為替ヘッジ付きETFという選択肢も
東証には、為替が変動するリスクの影響を抑えることを目的とした為替ヘッジ付きのETFも上場しています。
ただし、為替ヘッジを行っても為替変動の影響を完全に排除できるわけではありません。また、為替ヘッジには対象通貨と日本円の金利差などに応じたヘッジコストが発生する場合があります。
ETFを選ぶ際は、「為替ヘッジあり」か「為替ヘッジなし」か、それぞれの特徴を理解することが大切です。
ETFは基本的に「口数」で買う
ETFの注文方法は、基本的に「1口」「10口」など、購入する口数を指定して注文します。
一方、非上場の投資信託では、「1万円分購入する」といった金額指定ができます。
たとえば、あるETFについて、その市場価格が2,000円で、売買単位が10口なら、購入金額の目安は次のようになります。
2,000円 × 10口 = 2万円
売買単位は1口や10口など、ETFごとに異なります。注文時には市場価格だけを見るのではなく、銘柄ごとの売買単位も確認しましょう。なお、実際の取引では売買手数料などがかかる場合があります。
一部の証券会社では、ETFを金額指定で積み立てられるサービスもありますが、すべての証券会社や銘柄で利用できるわけではありません。
(東証マネ部!編集部)


