フィンテックの最前線を追う!

同時にANAマイルも貯まる

高いリターンにこだわる「Wealth Wing」は、投資家のベストパートナーを目指す

TAGS.


近年、ロボアドバイザー(ロボアド)をはじめ、投資を全自動で一任できるサービスが増えている。ユーザーがいくつかの質問に答えると、あとはロボットが投資対象や資産配分を決めて売買取引を行う形が主流だ。

ただし、既存のロボアドはインデックス投資中心のものが多く、積極的に利益を取りに行くアクティブ投資のサービスは少なかった。

そんな中、一般的なロボアドよりも高い利益を目指したお任せ投資のサービスが登場した。スマートプラスの「Wealth Wing」である。市場平均に勝ちに行く“アクティブ投資”を掲げ、積極的にリターン(利益)を追うのが特徴で、投資対象は日本株。また、運用するとANAマイルが貯まるのもユニークな点だ。

一体どのような設計で作られたサービスなのか。プロジェクトマネージャーであるスマートプラスの斎藤祐輝氏に取材した。

過去3年のシミュレーションでは平均38%のリターンを記録

Wealth Wingは、ユーザーが2つの質問に答えて、資金を預けると、全自動の運用がスタートする。質問の中身や裏側の仕組みは後述するが、何より特色となるのが積極的に利益を求める「アクティブ投資」を行うこと。アクティブ投資とは、日経平均株価やTOPIXといった、株式市場で使われるインデックスを上回る運用成績を目指すものだ。

「Wealth WingはTOPIX(東証株価指数)の動きに連動しながら、それを上回る成績を目標としています。8つの運用戦略が用意されていますが、11月のサービスローンチ以降、いずれの戦略もTOPIXをアウトパフォーム(上回る)しています」

サービスのローンチ前には、過去3年間の市場で運用した場合のシミュレーションを実施。平均リターンは38%(※3年間の累積)になったという。「日本株の投資信託で多い5〜10%のリターンを大きく上回ります」と言う。

なお、Wealth Wingの公式ツイッターでは毎日の運用成績をレポートしている。さらに毎月1回、公式noteで月ごと及び通算の運用成績も公開している。公式みずから“数字”を振り返るのは、リターンを出せる自信があるからだろう。

では、どんな流れでこのサービスを使うのか。Wealth Wingは最低15万円から投資が始められる。定期積立も1万円から可能だ。運用はすべて自動だが、最初にユーザーが2つの質問に答えることで「投資戦略」を選ぶ。

「1つ目の質問で、お客さまの考える現在の『景気の方向感』を選択します。次に、その方向感に合わせた戦略が3〜4つ提示されるので、それぞれ予想されるリターン・リスクを見ながら、お客さまがとりたい戦略を選びます。戦略は全部で8つあり、各戦略にもとづいて投資する銘柄や配分、途中の売却や追加購入、配分のリバランスなどを自動で行います」

戦略のポートフォリオには、ノーベル経済学賞を受賞した2つの理論が使われている。個人投資家には難しかった機関投資家レベルの本格的な運用を、データ分析とテクノロジーで可能にしたのが今回のサービスだという。

運用から6カ月は資産1%分のANAマイルをプレゼント


投資の対象となるのは国内の現物株のみ。東証一部に上場されている約1600の銘柄から戦略に応じて自動的に選択される。ロボアドの多くは、ETFや投資信託など、いくつかの銘柄を束にした金融商品に投資するケースが多い。ETFや投資信託は、それ自体が複数銘柄の集まりなので、リスクも分散されるがリターンも出にくい。一方、Wealth Wingは個別株に絞ってリターンを追求している。

「とはいえ、リスクへの対策も手厚く行っています。すべての戦略がTOPIXの動きと安定的に連動しており、下落のリスクもTOPIXと同程度と言えます」

TOPIXは、東証一部上場の全銘柄を対象に算出した指数。それに連動しているということは、ある意味で東証一部全銘柄への分散投資と同じほどの下落リスクと言える。それでいて、TOPIXをアウトパフォームするのがこのサービスの理念だ。

運用中は、投資銘柄や配分、運用開始からの売買履歴を細かく確認できる。全自動だからこそ「透明性と納得感にもこだわりました」と斎藤氏。実際の取引履歴を見ると、保有していたAの銘柄が一度売られ、1カ月後にまた買い戻されたケースもあるという。この動きについて、斎藤氏はこう解説する。

「さまざまな数字・要因をもとに銘柄の売買を判断しています。Aの銘柄が一度売られたのは、Aのある要因が一定条件を満たさなくなったため。その後ふたたび数字が良化して条件を満たしたことで、買い戻されたと考えられます。こういった細かな取引を全自動で行えるのがポイントです」

最後に忘れてはいけないのが、ANAマイルとの提携だ。運用開始から6カ月間は、運用資産額の年率1%分のANAマイルが貯まる。6カ月以降も年率0.1%分がプレゼントされる。マイルの代わりに、運用手数料0.9%を6カ月分キャッシュバックすることも可能。ANAマイレージクラブに加入していないユーザーにもメリットがある。

「私は、このサービスが投資家にとっての『ベストパートナー』になってほしいと思っています。利益を取りに行くアクティブ投資を手軽にしたい方、忙しい中でも投資に力を入れたい方など、お客さまの信頼できる投資パートナーとしてご利用いただけたらうれしいですね」

従来のロボアドより積極的にリターンを目指すWealth Wing。投資家のベストパートナーとして、今後どんなパフォーマンスを残すのか。その動向を見ていきたい。

(取材・文/有井太郎)

※記事の内容は2021年3月現在の情報です

用語解説
設問1※必須
現在、株式等(投信、ETF、REIT等も含む)に投資経験はありますか?
設問2※必須
この記事は参考になりましたか?
記事のご感想などをお寄せください。
(200文字以内)

注目キーワード