世界共通語「ESG/SDGs」

インベスコの徹底解説:ESG投資

(4)ESG投資とパフォーマンス

提供元:インベスコ・アセットマネジメント

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ESG評価が高いことが株価パフォーマンスにつながるのかどうかについては、長年にわたって様々な実証研究がなされてきました。しかし、未だにその結論について合意形成されているとは言えないのが現状です。多くの研究結果が「ESG評価が高い企業で構成したポートフォリオは市場をアウトパフォームした」というものになっていますが、逆の結果になっている研究があったり、特筆するほどのアウトパフォームではなかったりという結果もあるため、合意形成がなされていないというのが現状です。

その理由としては、ESG評価自体がばらついているという事実があります。同じ銘柄であっても、ESG評価会社によって真逆の評価になっているケースも多いと言われています。つまり、様々な分析が異なるデータに基づいてなされているので、結果もバラバラになっているというのが現実なのです。そのため、ESG評価のばらつきがなくなるまでは、ESG投資とパフォーマンスについて確定的なことは言えない状況が続くでしょう。

これは、ある意味で非常に興味深い状況でもあります。既述した通り、既に多くのアクティブ運用においてESG統合がなされています。つまり、企業価値を分析する際にESG情報が使用されているわけですが、そのESG情報自体がばらついているということは、どの情報をどのように使っているかによって運用成績に差が発生しているのではないかと考えられるからです。しばらくは「アクティブ運用の時代」と言われるのは、この辺りに要因があるのでしょう。

まとめ

ただし、ESG投資とパフォーマンスの関係がはっきりしないからと言って、ESG投資が広がらないわけではありません。むしろ、それがはっきりしない状況でも加速度的にESG投資は広がっていますが、冒頭でお話した通り、既に我々はそのような社会に生きており、ESGを考慮する投資がむしろ自然になっているからです。我々投資家は、「ESG投資をどう使っていくか」「どのように実践していくか」を考える時代に入っていると言えるでしょう。

企業が、ガソリン車製造をやめることを目標にし、サプライチェーン(供給網)において児童労働などの問題がないかを厳しくチェックし始めており、私たちは、エコバッグを持って買い物をし、フェアトレードの飲み物を飲み、サステナブル・ファッションを選んでいる時代に、「私たちはどのような投資をするべきなのか」と問うことがESG投資の本質です。

(提供元:インベスコ・アセットマネジメント)

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