○万円までが多数派

生命保険はいくら掛けている? コロナ禍で見直した?

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万が一の病気やけがの時に頼りになるのが生命保険だが、手厚い保障を求めるほど掛金の負担も重くなる。会社員は生命保険にどれほどお金をかけているのだろうか? 全国の20〜50代の会社員462人を対象に調査した。

Q. 生命保険に月あたりいくら支払っていますか?

生命保険には加入していない 16.7%
5,000円未満 16.7%
5,000円〜10,000円未満 17.1%
10,000円〜20,000円未満 25.1%
20,000円〜30,000円未満 9.3%
30,000円〜50,000円未満 4.5%
50,000円以上 3.2%
わからない 7.4%

生命保険に加入していない会社員の割合は16.7%であった。男女別では、男性の13.7%に対し女性が19.6%となり、男性の方が加入率が高くなった。

世代別では、加入していない人は20代が23.5%、30代が18.2%、40代が15.1%、50代が8.7%となった。若い世代では生命保険に加入しない人が多くなるようだ。

掛金は「10,000円〜20,000円未満」が最も多く25.1%を占めた。半数以上の会社員は月20,000円未満の生命保険に加入している。

月3万円以上を支払っている人は20代の5.1%、30代の5.8%、40代の7.5%、50代の13.6%であった。世代が上がるほど生命保険の加入率が高く、掛金も高額になる人が多い。

Q. 加入している生命保険の種類を教えてください。(複数回答)

掛け捨てタイプ(年金や満期金などのないもの) 46.2%
貯蓄タイプ 33.8%
両方に加入している 20.0%

生命保険に加入している会社員のうち、66.2%が掛け捨てタイプに、53.8%が貯蓄タイプに加入している(両方に加入している人をそれぞれ含む)。掛け捨てタイプの方がやや一般的なようだが、両方に加入している人も少なくない。

両方に加入している人の割合は、20代で11.0%、30代で13.1%、40代で22.8%、50代で33.0%となった。やはり世代が上がるほど生命保険を手厚く掛ける傾向にあるようだ。

Q. 新型コロナウイルスの流行後に生命保険を見直しましたか?

見直して掛金を増やした 8.8%
見直して掛金を減らした 13.7%
掛金は変えずに保険内容を変更した 8.8%
行動に移していないが見直しを考えている 12.3%
見直していない 56.4%

新型コロナウイルスの流行後に生命保険を見直した人は31.3%いた。見直しの検討もしなかった人が56.4%と半数以上を占めており、見直した人でも備えを厚くするよりは掛金を減らして出費を抑える人の方が多かった。

世代が上がるほど生命保険を手厚く掛ける傾向にあった一方で、新型コロナウイルスの影響下では保険料が「削れる出費」と見なされる傾向もうかがえた。生命保険は保障と貯蓄の2つの側面を持つ金融商品だが、本当に生命保険で賄うべきものは何かをよく考えて加入することをお勧めしたい。

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「あなたご自身に関するアンケート」
調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2021年3月
調査対象:全国20〜50代の会社員
有効回答数:462件

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