理想的なポートフォリオを求めて
集中VS分散 長期分散投資のススメ
提供元:三菱UFJモルガン・スタンレー証券
「投資効率」リスクリターンのバランスに注目!
初めて投資と向き合うときにインターネットで「投資」と検索すると、膨大な情報の洪水に直面します。そのうち難解な専門用語の多さなどに疲れ、「何を選べば良いか分からない」ことはしばしばです。そして派手な高リターンを謳う投資対象に目を奪われて、集中投資に走りがちです。ここで見落としがちなのがリスクの存在であり、リターンの裏側には当然ながらリスクが存在します。
誰もが「なるべく小さなリスクで、なるべく大きなリターンを得たい」と願っています。したがって何に投資をするか考えるうえでは、自分が背負うリスクに対してどれだけリターンが期待できるかの「投資効率」を考慮する必要があります(「投資効率」は一般に「リターン÷リスク」の計算式で求められます)。
「分散投資の効果」大失敗を避けるための技
投資効率が最も高そうな投資対象を選んだとしても、特定の金融商品に集中投資してしまうと、その商品の特性によって低リターンに甘んじたり、高リスクに悩まされたりすることがあります。また、過去実績に優れた資産に集中投資したけど、将来のパフォーマンスが冴えなかったという事例は多々あり、最悪の場合には集中投資が仇となり大失敗になることすらあります。
こうした一か八かの集中投資は運不運に左右される場合も多く、中長期的で安定的な資産形成を目指す方には不向きです。
「それでは、どうすれば良いのか?」という問いに対する答えが分散投資です。
古くから財産三分法(貨幣・商品・不動産)という考え方がありますが、この先人の知恵を洗練して高度化したものがポートフォリオと呼ばれ、各種金融商品の組み合わせを指します。
中長期的な運用においては、値動きの大きな個別銘柄などを選り好みして思い悩まず、市場全体の動きを代表するような例えば日経平均株価のような指数(インデックス)に連動する運用商品を用いることで、全体で均した水準が経済成長に連れて上昇することが見込まれます。
理想的なポートフォリオ運用を
ポートフォリオを構築して分散投資に取り組むとしても、「各資産にどのような配分比率で振り分けたら良いのか?」という問題が次に待ち構えます。シンプルに均等に振り分ければ良いといった単純なものではなく、大きく分けて3種類の将来見通し(リターン・リスク・相関係数)を踏まえて、理想的な配分比率を決める必要があります。
ここから先の領域は片手間では太刀打ちできない運用のプロの世界と言え、理論を実務的に応用するには高度な知見と創意工夫に根差した門外不出のノウハウが求められます。
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(提供元:三菱UFJモルガン・スタンレー証券)