20〜40代会社員のキャッシュレス利用率!
キャッシュレス決済利用してる?たまったポイントの使い道は?
以前からあるキャッシュレス決済といえばクレジットカードがあげられる。現在はQR・バーコード決済や電子マネーなど多数の決済手段が登場している。PayPay、楽天ペイ、d払い、WAON、Suica、楽天Edyなど例をあげればキリがない。「使い過ぎになるから現金しか使わない」現金派もいるだろう。キャッシュレス決済はどの程度利用されているのだろうか。全国の20〜40代の会社員1111人を対象に調査した。
Q1. キャッシュレス決済を利用していますか?
利用している 78.6%
利用していないが興味はある 13.1%
利用していないし興味・関心がない 8.3%
キャッシュレス決済を「利用している」人が78.6%と圧倒的に多い結果となった。20〜40代という比較的若い世代だからだろうか。「利用していないが興味はある」人が13.1%いた。何らかの理由で現在は利用していないが、機会があればキャッシュレス決済を利用してみたい、ということだろう。ここまで合わせると9割以上の人がキャッシュレス決済に興味・関心があると想像される。「利用していないし興味・関心がない」人が8.3%いてかなりの少数派ということが見てとれる。
Q2. もっとも利用しているキャッシュレス決済は何ですか?
クレジットカード 49.1%
QR・バーコード決済 40.4%
電子マネー 10.3%
その他 0.2%
クレジットカードが49.1%と最多で、QR・バーコード決済の40.4%がそれに続いた。やはりキャッシュレス決済の中では、以前からクレジットカードを使っている人が多いのだろう。QR・バーコード決済は、最近のものではあるが、クレジットカードに迫る勢いだ。数年すれば逆転するのかもしれない。電子マネーは全体の1割ほどにとどまった。
Q3. どのキャッシュレス決済を利用するか選ぶ際、もっとも重視するポイントは何ですか?
使いやすさ・利便性 35.7%
ポイント還元率 54.1%
利用できる店舗数 7.9%
サービス・キャンペーンの数 2.2%
その他 0.1%
「ポイント還元率」で選ぶ人が54.1%と最多だった。キャッシュレス決済を選ぶ際、半数以上の人がポイント還元率で選んでいることになる。続いて「使いやすさ・利便性」を選ぶ人が 35.7%いた。クレジットカードを財布から出すよりも、スマートフォンでさっと会計できるQR・バーコード決済がますます人気になっていくと予想される。その反面「利用できる店舗数」や「サービス・キャンペーンの数」で選んでいる人は少数だった。
Q4. キャッシュレス決済で貯まったポイントは何に使っていますか?(複数回答)
買い物・利用代金の支払い 72.5%
各種商品と交換 22.2%
ポイント投資(運用) 26.3%
そのまま貯めている(使用方法は決めていない) 5.8%
その他 0.5%
ポイント付与がない/わからない 1.5%
「買い物・利用代金の支払い」が72.5%で最多だった。貯めたポイントを有効利用し節約している様子がうかがわれる。「ポイント投資(運用)」が26.3%でそれに続いた。手持ちの現金を減らして投資をすることに抵抗がある人でも気軽に投資が始められるのが人気の点なのだろう。「買い物・利用代金の支払い」と「ポイント投資(運用)」の両方にポイントを分散している人もいるだろう。「各種商品と交換」する人も22.2%いた。昔の商店街のシール集めのような雰囲気を楽しんでいるのだろうか。
今回の調査は、全国の20〜40代の会社員1111人を対象にしたものである。そのうち8割近くの人がキャッシュレス決済を実際にしていて、1割はキャッシュレス決済をしていないが、興味・関心があるとのことだった。もっとも利用しているキャッシュレス決済はクレジットカードだったが、QR・バーコード決済も人気のようだ。数年後には逆転するのかもしれない。貯めたポイントで買い物をしたり、投資をしたりとキャッシュレス決済を楽しんでいる様子がうかがわれた。
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調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2022年10月
調査対象:全国20~40代の会社員
有効回答数:1111件