コロナ禍でリモートワークが普及し、働き方や生活スタイルの変化があったことにより、地方移住への関心が高まった人もいるのではないだろうか。会社員は地方移住についてどのくらい関心を持っているのだろう。地方移住についての意識を全国の20～40代の会社員1,176人を対象に調査した。

Q1. コロナ禍で地方移住への関心は高まりましたか？

高まった　7.4％
やや高まった　22.0％
変わらない　62.5％
やや低くなった　2.9％
低くなった　5.2％

コロナ禍で地方移住への関心が高まったか訊くと「変わらない」と回答した割合が62.5％と最も多く、次いで「やや高まった」が22.0％となった。全体のうち関心が高まったと回答した割合は3割程度であり、現在の生活の便利さに満足している人や、移住への関心はあるものの移住先で仕事ができるか不安に感じている人も多いのかもしれない。

Q2. 地方に移住するメリットは何だと思いますか？（複数回答）

支援金がもらえる　18.4％
物価が安い　49.6％
自然が豊か　49.2％
通勤ラッシュがない　36.1％
地域ごとの行事に参加できる　6.9％
その他　1.0％
特にない／わからない　19.8％

地方に移住するメリットについて訊いてみると「物価が安い」「自然が豊か」「通勤ラッシュがない」といった回答が多く寄せられた。地方であれば物価が安いイメージを持つ人や、自然豊かな環境でゆったり過ごせることにメリットを感じる人が多い印象だ。

Q3. 地方移住でもらえる支援金があれば利用したいと思いますか？

利用してみたいと思う　48.0％
利用してみたいと思わない　30.8％
わからない　21.2％

地方移住でもらえる支援金があれば利用したいか訊いたところ、半数弱の人が利用してみたいと回答した。支援金がもらえることで、地方移住への関心がなかった人でも興味を持つきっかけとなるかもしれない。

近年、移住における支援制度を取り入れている地方の自治体が増えてきている。地方移住について少しでも関心を持っている人は、さまざまな地域の制度について知っておくことで、今後の生活を考える良い機会となるだろう。

（藤田祐依）

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調査方法：インターネットによる調査
調査時期：2023年5月
調査対象：全国20～40代の会社員
有効回答数：1,176件