どれくらいあると安心?
貯蓄はどれくらいある?
将来に備えて貯蓄をしている人は多数いると思うが、この貯蓄に対して不安を感じている人も多いだろう。会社員はどのくらい貯蓄をしており、いくら貯蓄があると安心だと考えているのだろうか。貯蓄についての実態と意識を全国の20~40代の会社員1,147人を対象に調査した。
Q1. 今いくら貯蓄がありますか?
1,000万円以上 13.0%
500~1,000万円未満 13.0%
300~500万円未満 15.0%
200~300万円未満 8.0%
100~200万円未満 8.1%
50~100万円未満 4.9%
50万円未満 12.7%
わからない/答えたくない 25.3%
今いくら貯蓄があるか質問したところ「300~500万円未満」が15.0%と最も多く、「500~1,000万円未満」「1,000万円以上」が13.0%であった。全体的に大きな差は見られず、貯蓄額は人それぞればらつきがあることがうかがえる。
Q2. 貯蓄がいくらあると安心ですか?
2,000万円以上 34.3%
1,000万円以上 15.8%
500万円以上 12.9%
300万円以上 7.9%
100万円以上 5.1%
100万円未満 0.9%
いくらあっても安心できない 14.9%
わからない 8.2%
貯蓄がいくらあると安心できるか訊いてみると「2,000万円以上」が34.3%と最も多く、次いで「1,000万円以上」が15.8%であった。近年、テレビやネット記事などで老後費用として2,000万円以上必要だといわれている影響もあってか、今のうちから2,000万円以上は貯蓄しておきたいと考える人が多いことが憶測される。
Q3. 人と比べて自分は貯蓄している方だと思いますか?
している方だと思う 28.2%
していない方だと思う 45.3%
どちらともいえない 26.5%
人と比べて自分は貯蓄している方だと思うか訊いたところ「していない方だと思う」と回答した割合が45.3%と最も多かった。「している方だと思う」と回答したのは全体の3割程度と少なかった。
Q3の回答理由について訊いてみると「他の人がどれくらいかわからない」「(なんとなく)少ないと感じるから」との回答が寄せられた。お金の話は抵抗を感じる人もいるため、他の人が実際どれくらい貯蓄しているのか知る機会が少ないのだろう。またインターネットやニュースで世代ごとの平均貯蓄額を見て他人より少ないと感じている人も多いのではないだろうか。
貯蓄額は人それぞれだが、全体的に見ると今の貯蓄額について足りないと感じている人が多い印象だ。将来お金に困らないためにも、積立貯金や投資などを積極的に活用して早めに資産形成を始めることがおすすめだ。
(藤田祐依)
〈あわせて読みたい!〉
お金に関する不安はある?
現役銀行員がセキララに語る! 私たちの運用事情 Part1
年代別「貯蓄4,000万円以上」世帯の割合 今すぐできる貯蓄を増やす対策も紹介!
「あなたご自身に関するアンケート」
調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2023年9月
調査対象:全国20~40代の会社員
有効回答数:1,147件