支出はどう変化した?生活の変化は?

コロナ禍と比べて支出は増えた?減った?

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私たちの生活にこれまでにないほどの大きな影響をもたらした新型コロナウイルス。2023年5月に季節性インフルエンザと同様の5類感染症に引き下げられ、外出制限の緩和に伴い行動範囲が広がったことで、コロナ禍と比べて支出に大きな変化があったという人も多いだろう。会社員は、コロナ禍と比較して支出がどのように変化したのだろうか。コロナ禍以降の支出の変化について全国の20~40代の会社員1,404人を対象に調査した。

Q1. コロナ禍と比べて支出は増えましたか?

増えた 50.7%
減った 14.1%
変わらない 35.2%

コロナ禍と比べて支出が増えたか訊いたところ、全体の約半数が「増えた」と回答した。「減った」と回答した人は14.1%と少なかった。大半の人はコロナ禍と比べて支出が増えたか変わらないようだ。

Q2. 増えたと答えた方は、コロナ禍と比べてどの支出が増えましたか?(複数回答)

食費 67.6%
水道・光熱費 49.8%
通信費 24.9%
娯楽費 46.7%
美容費 22.1%
被服費 18.8%
その他 1.3%

Q1で「増えた」と回答した人に、どの支出が増えたか訊いてみると「食費」「水道・光熱費」「娯楽費」との回答が多く寄せられた。コロナが5類感染症に引き下げられ外出制限が緩和されたことにより、外食費や娯楽費といった支出が増えたという人が多いことがうかがえる。また、昨今の光熱費値上げの影響か「水道・光熱費」の支出が増えたという人も多かった。

Q3. 減ったと答えた方はコロナ禍と比べてどの支出が減りましたか?(複数回答)

食費 32.4%
水道・光熱費 23.9%
通信費 28.2%
娯楽費 54.8%
美容費 23.9%
被服費 25.0%
その他 0%

Q1で「減った」と回答した人に、どの支出が減ったか訊くと「娯楽費」「食費」といった回答が多く寄せられた。コロナ禍で外出の頻度が減ったことで、娯楽費にお金をかけずに過ごしたり、自炊の頻度が増えたことで食費を抑えたり、生活に変化が起きたことで節約志向が高まったという人もいるだろう。

コロナ禍の影響で働き方や普段の生活が大きく変化し、家計における支出の面でも変化があった人が多い印象だ。家計や働き方の見直しを定期的に行うことで、新型コロナウイルスのような感染症に限らず、想定外の出来事に対応できるよう日頃から備えておくと安心だ。

(藤田祐依)

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調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2023年11月
調査対象:全国20~40代の会社員
有効回答数:1,404件

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