新規上場ETF・ETNの横顔

2024年7月12日上場

213A:上場インデックスファンド日経半導体株

提供元:日興アセットマネジメント

TAGS.

New Release Latest Brand Update Concept

2024年7月12日に【上場インデックスファンド日経半導体株】(銘柄コード:213A)が新規上場することから、この新しいETFの特徴、組成や設定のねらいについてご紹介いたします。

基本情報

銘柄名・コード 上場インデックスファンド日経半導体株(銘柄コード:213A)
ファンドの特色 日経半導体株指数に連動することを目指し、原則30銘柄の日本の半導体関連銘柄に分散投資するETF(上場投資信託)です。
対象指標 日経半導体株指数
対象指標の概要 東京証券取引所に上場する主要な半導体関連銘柄から構成される時価総額ウエート方式の株式指数。時価総額が大きい30銘柄で構成し、日本の半導体関連株の値動きを表します。
計算期間 毎年1月9日~7月8日、7月9日~翌年1月8日
(※最初の計算期間は2024年7月11日から2025年1月8日まで)
分配金支払基準日 毎年1月8日、7月8日(年2回)
管理会社 日興アセットマネジメント株式会社
信託受託会社 三井住友信託銀行株式会社
売買単位 10口単位
信託報酬 0.15 %(税込0.165 %)以内
上場日 2024年7月12日(予定)

新しいETFの特徴

当ファンドは主に以下の特徴がございます。

・原則30銘柄の日本の半導体関連株式に分散投資ができます。
・日本の半導体産業は、その戦略的資源としての認識が高まる中、世界的な需要に基づき、日本の成長を支える産業として、さらなる発展が期待されます。
・日本の半導体株をテーマとするETFの中では、信託報酬料率が最も安く(2024年5月末時点、当社調べ)、中長期にも保有しやすいように設計しています。

なお、当ETFは新NISA制度(成長投資枠)の対象となる予定です。

なぜ今、日本の半導体か

日本の半導体市場は、1980年代に世界をリードしていた時代が過ぎた後、長い間低迷しているとされてきました。しかし、今このタイミングで日本の半導体企業に注目すべき理由があります。それは、日本の半導体産業が中長期的に大きな成長を遂げる可能性が高く、そのポテンシャルは世界的にも非常に高いからです。また、政府をはじめとする国全体でこの産業を盛り上げようとする取り組みが進んでおり、この支援体制が今後の成長を後押しする要因となっています。技術革新やグローバルな市場の需要に対応するため、日本の半導体企業は再び注目を集める存在となっています。

今後の半導体市場と日本企業

従来、半導体需要はスマートフォンなどの情報端末が中心でしたが、現在では自動運転やIoT、AI関連技術の発展に伴い、新たな需要が創出されています。下図のとおり、世界の半導体市場規模は2030年には約1.1兆ドル規模に達すると予測されています。これは、2020年時点の約4,700億ドルから10年間で約2.3倍に成長する見込みです。

現在、日本企業は、半導体製造装置や半導体素材の分野で高いシェアを誇っています。また、半導体の製造拠点は現在台湾に集中していますが、日本企業は地政学上のリスクが低く、安定的な成長が見込まれます。

国策としての半導体

現在、日本政府は半導体産業を支援するために、過去の反省を踏まえた効果的かつ積極的な政策を展開しています。上述のとおり、半導体はデジタル技術の根幹であり、経済安全保障に直結する重要な産業です。これを踏まえ、国際協調を重視し、再度、本格的な産業政策に力を入れて取り組んでいます。

日本政府の本気度は、投入している金額の規模からも明らかです。下図のとおり、他国と比較しても、対GDP比でかなり積極的な投資を行なっていることがわかります。

連動する指数の特徴

当ETFが連動する指数である日経半導体株指数は、東京証券取引所に上場している半導体関連銘柄から、時価総額の大きい30銘柄を対象とする日本株の株価指数です。
下図のとおり、時価総額、流動性の基準を満たした半導体関連銘柄をスクリーニングしています(2024年5月末時点)

連動指標のパフォーマンス

日経半導体株指数は、以下のグラフのとおり、遡及算出開始日(2011年11月30日)から現在(2024年5月末)にかけて約13.7倍のリターンとなりました。特に、IT技術が飛躍的に進歩する2000年代以降は、他指数(日経平均株価、TOPIX)よりも大幅に上昇しています。

指数値の推移

年間騰落率

リスク・リターン

連動指標の主要構成銘柄

2024年5月末時点では、29銘柄で構成されています。

【参考情報】

● 情報ベンダーコード
(ETFコード)
Quick:213A/T、Bloomberg:213A JT Equity、Refinitive:213A.T
(対象指標)
Quick:S101#NSC/NKNJ、Bloomberg:NKSCD Index、Refinitive:.NKNSCP

● 対象指標の算出要領

indexes.nikkei.co.jp/nkave/archives/file/nikkei_semiconductor_stock_index_guidebook_jp.pdf

※指数のディスクレーマーについては下記をご参照ください。
【日経半導体株指数】
「日経半導体株指数」は、株式会社日本経済新聞社(以下「日経」という。)によって独自に開発された手法によって、算出される著作物であり、日経半導体株指数自体及び日経半導体株指数を算出する手法に対して、著作権その他一切の知的財産権を有しています。日経半導体株指数を対象とする「上場インデックスファンド日経半導体株」は、投資信託委託会社などの責任のもとで運用されるものであり、その運用及び本件受益権の取引に関して、日経は一切の義務ないし責任を負いません。日経は日経半導体株指数を継続的に公表する義務を負うものではなく、公表の誤謬、遅延または中断に関して、責任を負いません。日経は、日経半導体株指数の構成銘柄、計算方法、その他日経半導体株指数の内容を変える権利及び公表を停止する権利を有しています。
日経半導体株指数は、S&P Dow Jones Indices LLCの子会社であるS&P Opco, LLCとの契約に基づいて、算出、維持されます。S&P Dow Jones Indices、その関連会社あるいは第三者のライセンサーはいずれも日経半導体株指数をスポンサーもしくはプロモートするものではなく、また日経半導体株指数の算出上の過失に対し一切の責任を負いません。「S&P®」はStandard & Poor’s Financial Services LLCの登録商標です。
【TOPIX】
TOPIXの指数値およびTOPIXに係る標章または商標は、株式会社JPX総研または株式会社JPX総研の関連会社(以下「JPX」という。)の知的財産であり、指数の算出、指数値の公表、利用などTOPIXに関するすべての権利・ノウハウおよびTOPIXに係る標章または商標に関するすべての権利はJPXが有します。
JPXは、TOPIXの指数値の算出もしくは公表の方法の変更、TOPIXの指数値の算出もしくは公表の停止またはTOPIXに係る標章もしくは商標の変更もしくは使用の停止を行なうことができます。
JPXは、TOPIXの指数値およびTOPIXに係る標章または商標の使用に関して得られる結果ならびに特定日のTOPIXの指数値について、何ら保証、言及をするものではありません。
JPXは、TOPIXの指数値およびそこに含まれるデータの正確性、完全性を保証するものではありません。また、JPXは、TOPIXの指数値の算出または公表の誤謬、遅延または中断に対し、責任を負いません。
当ファンドは、JPXにより提供、保証または販売されるものではありません。
JPXは、当ファンドの購入者または公衆に対し、当ファンドの説明または投資のアドバイスをする義務を負いません。
JPXは、日興アセットマネジメント株式会社または当ファンドの購入者のニーズをTOPIXの指数値を算出する銘柄構成および計算に考慮するものではありません。
以上の項目に限らず、JPXは当ファンドの設定、販売および販売促進活動に起因するいかなる損害に対しても責任を有しません。
【日経平均株価(日経225)】
「日経平均株価」は、株式会社日本経済新聞社によって独自に開発された手法によって、算出される著作物であり、株式会社日本経済新聞社は、「日経平均株価」自体および「日経平均株価」を算定する手法に対して、著作権その他一切の知的財産権を有している。
「日経」および「日経平均株価」を示す標章に関する商標権その他の知的財産権は、全て株式会社日本経済新聞社に帰属している。
当ファンドは、投資信託委託会社などの責任のもとで運用されるものであり、株式会社日本経済新聞社は、その運用および当ファンドの取引に関して、一切の責任を負わない。
株式会社日本経済新聞社は、「日経平均株価」を継続的に公表する義務を負うものではなく、公表の誤謬、遅延又は中断に関して、責任を負わない。
株式会社日本経済新聞社は、「日経平均株価」の構成銘柄、計算方法、その他「日経平均株価」の内容を変える権利および公表を停止する権利を有している 。
用語解説

"※必須" indicates required fields

設問1※必須
現在、株式等(投信、ETF、REIT等も含む)に投資経験はありますか?
設問2※必須
この記事は参考になりましたか?
記事のご感想や今後読みたい記事のご要望などをお寄せください。
(200文字以内)

This site is protected by reCAPTCHA and the GooglePrivacy Policy and Terms of Service apply.

注目キーワード