SDGsは節約にも効果的
普段からSDGsを意識してる?
持続可能な開発目標SDGs(Sustainable Development Goals)とは、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標だ。日本でもさまざまな取組みがされているため、関心が高まっている人も多いだろう。会社員は普段からSDGsを意識してどのような取組みをしているのだろうか。SDGsの取組みについて全国の20~40代の会社員1,325人を対象に調査した。
Q1. SDGsについて知っていますか?
よく知っている 42.9%
聞いたことはあるがよく知らない 45.5%
知らない 11.6%
SDGsについて知っているか訊いたところ「よく知っている」が42.9%であり、全体の半数弱の人はSDGsについて知っているとのことだ。年代別に見ると、20代では48.2%、30代は38.1%、40代は40%が「よく知っている」と回答し、20代の回答が若干多かったもののそれぞれ認知度は半数以下という結果となった。
Q2.(Q1で「よく知っている」と回答した人へ)普段の生活でSDGsを意識していますか?
している 47.4%
時々している 40.6%
していない 12.0%
Q1で「よく知っている」と回答した人に、普段の生活でSDGsを意識しているか訊くと「している」「時々している」との回答が全体の8割弱であった。ほとんどの人が何かしらの場面でSDGsを意識しているようだ。
Q3.(Q2で「している」「時々している」と回答した人へ)SDGsを意識して、これまでにどのような取り組みをしていますか?(複数回答)
フードロスの削減 68.8%
節電、節水 61.4%
ゴミを減らす、リサイクル 58.0%
マイバッグやマイボトルの持参 50.8%
環境に配慮した製品の購入 40.4%
車での移動を減らす 13.8%
その他 0.4%
特にない 1.0%
Q2で「している」「時々している」と回答した人にどのような取り組みをしているか質問すると「フードロスの削減」「節電、節水」「ゴミを減らす、リサイクル」「マイバッグやマイボトルの持参」といった回答が多く寄せられた。普段から取り組みやすい項目が多く、複数の取り組みをしている人が多い印象だ。
SDGsの取り組みには日常的に意識できるものがいくつもあり、これまで意識していなかった人や何から取り組めばいいかわからなかった人も、まずは身近でできることから始めてみるとよいだろう。また、日常的なSDGsへの取り組みは、地球環境を守るだけでなく家計の節約にもつながるかもしれない。
(藤田祐依)
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調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2024年2月
調査対象:全国20~40代の会社員
有効回答数:1,325件