新規上場ETF・ETNの横顔

2025年1月16日上場

314A:金のETF

提供元:ブラックロック・ジャパン

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2025年1月16日にiシェアーズ ゴールド ETF(銘柄コード:314A)が新規上場することから、この新しいETFの特徴、組成や設定のねらいについてご紹介いたします。

基本情報

銘柄名・コード iシェアーズ ゴールド ETF (314A)
ファンドの特色 iシェアーズ ゴールド ETF は、LBMA金価格(円換算ベース)への連動を目指すETF(上場投資信託)です。
対象指標 LBMA金価格(円換算ベース)
対象指標の概要 LBMA金価格(円換算ベース)はロンドン時間の午後に公表される金現物価格を円換算したものです。
計算期間 毎年2月10日~8月9日、及び8月10日~2月9日
(※最初の計算期間は2025年1月14日から2025年8月9日まで)
分配金支払基準日 毎年2月9日、8月9日(年2回)
管理会社 ブラックロック・ジャパン株式会社
信託受託会社 みずほ信託銀行株式会社
売買単位 10口単位
信託報酬 年0.220%(税抜0.20%)程度
上場日 2025年1月16日(予定)

新しいETF組成の思い

ブラックロックは現在、東証に41本のETFを提供しており、個人投資家・機関投資家を問わずすべてのお客様がETFを通して様々な資産クラスにアクセスし、手軽にポートフォリオを構築できるよう、株式、債券、リートなど様々な商品を提供しています。

相関性が低い金融商品を複数組み合わせることで、リスクを下げてより効率的に投資ができる”分散投資”の考え方が少しずつ浸透してきている中で、このたび、新たにポートフォリオの重要な一角としておつかいいただけるよう、東証上場最安値の「314A:金のETF」を新しく上場いたします。

新しいETFの特徴

ゴールドの魅力
過去最高値も突破したことで注目が集まる金ですが、金は何千年もの歴史を通じて多くの投資家に支持されてきた資産でもあります。ポートフォリオに組み入れることでインフレ対策や分散投資効果が期待でき、長期的な資産運用において重要な役割を果たします。

インフレが進むと、通貨の価値が下がり、現金や預金の実質的な価値が目減りしてしまいますが、金はその希少性や普遍的な需要によって価値を維持し、むしろ価格が上昇する傾向があります。そのため、金はインフレに強い「安全資産」として多くの投資家に親しまれています。

例として、iPhoneの価格推移を見てみましょう。2007年の発売当初からは値上がりを続けていますが、実は同時期における金価格はiPhoneの価格を上回るスピードで上昇しています。仮に金を保有していた場合、むしろ発売当初よりも安く最新のiPhoneが購入できていたんです。

出所:ブラックロック、In Gold We Trust Report、2024年11月末時点。iPhoneの価格は米ドルでの販売価格を発売当初のドル円レートにて円換算

また、金のもう一つの大きな特徴は、株式や債券といった伝統的な資産クラスとは低い相関関係にあることです。株式市場や債券市場が大きく動く展開でも、金は異なる動きをすることが期待できます。特に市場の不確実性の高まる状況では、金を活用することにより、ポートフォリオ全体のリターン安定化を目指すことが可能です。

出所:ブルームバーグ、ブラックロック、2024年10月末時点。金価格= 「LBMA金価格」(円換算)、S&P 500 = 「S&P500指数(税引後配当込み、TTM、円建て)」 、 MSCI オール・カントリー= 「MSCI ACWI Index」、 (ネットリターン、円換算)TOPIX=「TOPIX 配当込み株価指数」、米国総合債券=「ブルームバーグ米国総合インデックスTTM(為替ヘッジなし、円ベース)」。上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。

金の購入方法の比較
そんな魅力的な金への投資ですが、個人が購入する場合は様々な購入方法があります。実際に現物を手元で持てるという安心感が欲しい方は現物での保有、または現物に換金できる純金積立てが適していますが、保管場所や盗難への心配が発生するというデメリットもあります。

一方、よりコストを抑えて手軽に金に投資したい方は、投資信託やETFがおすすめです。特に、iシェアーズの「金のETF」は東証上場最安値であり、新NISA成長投資枠から投資できる点が大きな魅力です。また、ETFでありながら金現物による裏付けがあるのも安心です。本ETFの投資先とする海外上場の金ETFは実際にロンドンに金庫をもっており、すべてのETFの受益権分の金を常に保管しております。また、ロンドン金市場協会(LBMA)により承認された高クオリティの金のみを保有しているのも特徴です。

出所:ブラックロック、2024年10月31日時点
*現物の裏付けを有する海外上場のETFに投資をします。東証上場の本ETFでは金の現物への直接投資は行いません。ETFの受益権から金の現物への転換はできません。

また、ETFであれば、証券会社の貸株サービスの対象となる場合もあり、さらに保有コストを抑えられる可能性もあります。

貸株サービスとは、保有する株・ETF等を証券会社に貸し出し、証券会社から貸株料(貸株金利)を受け取ることができるサービスです(NISA口座からは貸出はできません)。貸株金利は各証券会社が需要をもとに設定しますが、一部のETFでは信託報酬率を上回る金利がもらえる可能性もあります※。ただし、株・ETFを貸し出している際の配当金・分配金は基本的に「配当金相当額」として受け取ることとなり、通常の配当金・分配金とは税区分が異なる点には注意が必要です。ですが、金のETFなど基本的に分配金が発生しないETFでは、この点は特に気にせず貸し出すことが可能です。

出所:ブラックロック、JPX
※ 貸株サービスは各証券会社が提供するサービスであり、ブラックロックが制度を定める、または提供するサービスではございません。NISA口座からは貸株サービスで貸し出すことはできません。貸株金利は銘柄や日によって変動します。証券会社や市場の状況によっては貸株サービスの対象外となる場合もございます。貸株に関する詳細はお使いの証券会社へお問い合わせください。

iシェアーズETFなら最安値でポートフォリオが組める!※
本ETF以外にも、iシェアーズは様々な資産クラスで東証上場最安値のETFを上場しております。金のETFと合わせ、日本時間で価格を見ながらリアルタイムに購入ができる、東証上場ETFでポートフォリオを構築してみるのはいかがでしょうか。

出所:ブラックロック、2024年11月末時点
※東証に上場しているETFの、税込み信託報酬率の比較。1329は日経225連動ETFで比較。1475はTOPIX連動ETFで比較。2561は日本国債ETFで比較。1655はS&P500連動ETFで比較、他社ETFと同率の最低水準。2256は唯一の米国総合債券ETF。314Aは金価格に連動するETFで比較。

連動指標のパフォーマンス

出所:ブルームバーグ、ブラックロック、2024年11月末時点。2004年11月末を100として指数化。金価格= 「LBMA金価格」(円換算)、MSCI オール・カントリー= 「MSCI ACWI Index」、 (ネットリターン、円換算)TOPIX=「TOPIX 配当込み株価指数」、米国総合債券=「ブルームバーグ米国総合インデックスTTM(為替ヘッジなし、円ベース)」。上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。

<年次リターン>

出所:ブルームバーグ、ブラックロック、2024年11月末時点。金価格= 「LBMA金価格」(円換算)、MSCI オール・カントリー= 「MSCI ACWI Index」、 (ネットリターン、円換算)TOPIX=「TOPIX 配当込み株価指数」、米国総合債券=「ブルームバーグ米国総合インデックスTTM(為替ヘッジなし、円ベース)」。上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。

【参考情報】

● 情報ベンダーコード
(ETFコード)
Quick:314A/T、Bloomberg:314A JT Equity、Refinitive:314A.T
(対象指標)
Quick:314A、Bloomberg:GOLDLNPM Index、Refinitive:314A

● 対象指標の算出要領
https://www.ice.com/iba/lbma-gold-silver-price

用語解説

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