2025年5月29日上場
363A:iFreeETF 英国FTSE100
提供元:大和アセットマネジメント
2025年5月29日にiFreeETF 英国FTSE100(銘柄コード:363A)が新規上場することから、この新しいETFの特徴、組成や設定のねらいについてご紹介いたします。
基本情報
銘柄名・コード | iFreeETF 英国FTSE100(銘柄コード363A) | ||
ファンドの特色 | 信託財産の1口当たりの純資産額の変動率をFTSE100指数(配当込み、円ベース)の変動率に一致させることを目的として英国の株式に投資します。 | ||
対象指標 | FTSE100指数(配当込み、円ベース) | ||
対象指標の概要 | FTSE100は、ロンドン証券取引所に上場する優良銘柄で構成された時価総額加重のインデックスです。当該インデックスはFTSE UKシリーズのひとつで、時価総額と流動性のスクリーニングを通過した大型株100銘柄のパフォーマンスを評価するために設計されています。FTSE100の構成銘柄は、すべてロンドン証券取引所のSETS取引システム上で取引されています。 「FTSE100指数(配当込み、円ベース)」は、FTSE International Limitedが算出する「FTSE100指数(配当込み)」の英ポンド建ての値をもとに大和アセットマネジメントが円換算したものです。 |
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計算期間 | 毎年4月11日~10月10日、10月11日~4月10日 (※最初の計算期間は2025年5月27日から2025年10月10日まで) |
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分配金支払基準日 | 毎年4月10日、10月10日(年2回) | ||
管理会社 | 大和アセットマネジメント株式会社 | ||
信託受託会社 | 三井住友信託銀行 | ||
売買単位 | 1口単位 | ||
信託報酬 | 0.18%(税込0.198%)以内 | ||
上場日 | 2025年5月29日(予定) |
新しいETF組成の思い
近年、経済の相対的なファンダメンタルズの強さや、AI関連株を中心に高い成長率を誇る企業群が存在することから、米国株式が選好される流れが続いていました。一方で、2025年に入ってからは、MAGA(Make America Great Again)を掲げるトランプ政権がスタートし、諸外国に対する高率の関税政策等によって不確実性がひろがっています。
資産運用の基本は「分散投資」といいますが、改めて国際分散投資を検討する局面にあると言えるのではないでしょうか。
国際分散投資の代表的な指数であるMSCI ACWI(MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス)の構成比率を見ると、米国、日本について3番目の規模となっているのが英国です。(2025年3月末時点)
(出所)MSCIデータより大和アセットマネジメント作成
英国は欧州でドイツに次ぐ第2位の経済規模であり、首都ロンドンには多くの国際的な銀行・投資会社等の金融機関が本社を構え、世界有数の金融センターとなっています。
2021年のEU完全離脱、2022年ロシアによるウクライナ侵攻に伴うエネルギー価格上昇等の影響を受けて、経済は足踏みが続いていましたが、2024年7月に14年ぶりの労働党政権が発足。スターマー首相は最大の貿易相手国であるEUとの貿易・投資の改善を目指すと共に、アジア太平洋地域との連携拡大を打ち出しています。
当社では多様な相場観をもつ皆さまに、国際分散投資の一翼を担う国として、存在感が高まりつつある英国株式に投資するETFを上場することといたしました。
(出所)IMF「World Economic Outlook Database October 2024」、ブルームバーグより大和アセットマネジメント作成
新しいETFの特徴
(1)東証で唯一の英国株ETF
英国を代表する株価指数であるFTSE100指数(配当込み、円ベース)への連動を目指すETFです。
英国株式に特化した東証唯一のETFとなります。(2025年5月9日時点)
(2)連動対象指数は英国を代表する株価指数FTSE100
FTSE100指数は、ロンドン証券取引所に上場する優良大型株100銘柄で構成された指数です。
構成銘柄は3月、6月、9月、12月の年4回、銘柄入替およびリバランスを行います。
(3)小額から分散投資が可能
1口2,000円程度の比較的少額から、英国株式への分散投資が可能です。
なお、当ETFは為替変動リスクを回避するための為替ヘッジは原則として行いませんので、株価変動と共に、英国ポンドの値上がり・値下がりの影響を受ける点もご留意ください。