新規上場ETF・ETNの横顔

2025年6月25日上場

376A:NF・米国債7-10年75%ヘッジETF

提供元:野村アセットマネジメント

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2025年6月25日に【NEXT FUNDS ブルームバーグ米国国債(7-10年)インデックス(75%為替ヘッジあり)連動型上場投信】(銘柄コード:376A)が新規上場することから、この新しいETFの特徴、組成や設定のねらいについてご紹介いたします。

基本情報

銘柄名・コード NEXT FUNDS ブルームバーグ米国国債(7-10年)インデックス(75%為替ヘッジあり)連動型上場投信(376A)
ファンドの特色 ブルームバーグ米国国債(7-10年)インデックスTTM(75%為替ヘッジあり、円ベース)(対象指数)に連動する投資成果(基準価額の変動率が対象指数の変動率に一致することをいいます。)を目指します。
対象指標 ブルームバーグ米国国債(7-10年)インデックスTTM(75%為替ヘッジあり、円ベース)
対象指標の概要 ブルームバーグ米国国債(7-10年)インデックスTTM(75%為替ヘッジあり、円ベース)とは、残存年数が7年から10年の米国国債市場のパフォーマンスをあらわすインデックス(75%為替ヘッジを行なう円ベースのインデックス)です。
計算期間 毎年2月8日~5月7日、5月8日~8月7日、8月8日~11月7日、11月8日~翌年2月7日
(※最初の計算期間は2025年6月23日から2025年11月7日まで)
分配金支払基準日 毎年2月7日、5月7日、8月7日、11月7日(年4回)
管理会社 野村アセットマネジメント株式会社
信託受託会社 三菱UFJ信託銀行株式会社
売買単位 1口単位
信託報酬 2025年6月23日現在 年0.13%(税込0.143%)
上場日 2025年6月25日(予定)

新しいETFの特徴

国内のETF市場では債券ETFのニーズが高まっており、中でも米国債ETFでは短期、中期、長期などの年限別の種類も増えてきました。
2025年6月25日、NEXT FUNDSより新たにNF・米国債7-10年75%ヘッジETFが東京証券取引所に上場します。国内初となる、部分ヘッジ付きの米国債ETFです。

商品概要

(出所)野村アセットマネジメント作成(2025年6月23日(設定日)時点)
*2025年6月25日上場当初の最低投資金額

米債ETFのトレンド
昨今のインフレーション(物価上昇)に伴い、世界各国で金利上昇がみられています。米国においても、高い金利水準を受けて10年限の米国債の利回りは4.2%程度まで上昇しており、日本の1.3%と比較すると高い水準にあります。(2025年4月末時点)

【図表1】主要国の10年債の利回り(2020年4月末~2025年4月末、月次)

(出所)ブルームバーグのデータを基に野村アセットマネジメント作成

また、国内のETF市場では債券ETFのニーズが高まっています。海外債券投資において、機関投資家を中心に直接投資や私募ファンドを通じた債券への投資から、ポジション調整を行いやすい債券ETFへのシフトがトレンドとしてあることが理由のひとつです。

【図表2】債券ETFのAUM*の推移(2014年12月末~2025年3月末、月次)

(出所)ブルームバーグのデータを基に野村アセットマネジメント作成
*「AUM」とはAsset Under Management(運用資産総額)の略です。

上記のグラフを見てわかる通り、2020年頃から債券ETF、なかでも米国債ETFの残高が増大してきました。米国債ETFだけでなく、米国社債ETF、債券インバースETFなど、ETFのプロダクトも広がりを見せています。
特に、米国債ETFへの投資は、過去5年間の残高の年平均成長率が74.6%と、債券ETF全体の成長率66.6%と比較しても大きくなっています。(図表3参照)

【図表3】債券ETF全体と米国債ETFのAUMの年平均成長率

(出所)ブルームバーグのデータを基に野村アセットマネジメント作成

連動する指数の特徴

ブルームバーグ米国国債(7-10年)インデックスTTM(75%為替ヘッジあり、円ベース)とは、残存年数が7年から10年の米国国債市場のパフォーマンスをあらわすインデックス(75%為替ヘッジを行なう円ベースのインデックス)です。

連動指標のパフォーマンス

【図表4】各指数のパフォーマンス(期間:2015年4月末~2025年4月末、月次)

(出所)ブルームバーグのデータを基に野村アセットマネジメント作成

パフォーマンスの特徴

過去のデータを見ると、2021年以降は内外金利差の拡大(為替ヘッジコストの上昇)等により、円安傾向になったことで「為替ヘッジなし」のほうがパフォーマンスが良い傾向にありました。但し、2015年後半から2016年前半のような円高局面では「為替ヘッジあり」のほうが良い場合もあります。

投資家の皆さまへ

本ETFは、75%為替ヘッジをしつつ、25%為替オープン(ヘッジなし)と、部分的にヘッジを付けたかたちで米国債に少額から投資ができるETFです。円高局面時など為替市場動向をふまえて、ご活用いただければ幸いです。

【参考情報】
● 情報ベンダーコード
(ETFコード)
Quick:376A/T、Bloomberg:376A JT Equity、Refinitive:376A.T
(対象指標)
Bloomberg:BTSIJH75 Index

● 対象指標の算出要領

https://assets.bbhub.io/professional/sites/27/Bloomberg-US-Treasury-7-10-Year-Index-TTM-JPY-Currency-75-Hedged-Methodology.pdf

※指数のディスクレイマーについては下記をご参照ください。
〈指数の著作権等について〉
「Bloomberg®」およびブルームバーグ米国国債(7-10年)インデックスTTM(75%為替ヘッジあり、円ベース)、ブルームバーグ米国国債(7-10年)インデックスTTM(為替ヘッジなし、円ベース)、ブルームバーグ米国国債(7-10年)インデックスTTM(為替ヘッジあり、円ベース)は、Bloomberg Finance L.P.および、同インデックスの管理者であるBloomberg Index Services Limitedをはじめとする関連会社(以下、総称して「ブルームバーグ」)のサービスマークであり、野村アセットマネジメント株式会社による特定の目的での使用のために使用許諾されています。ブルームバーグは野村アセットマネジメント株式会社とは提携しておらず、また、NEXT FUNDS ブルームバーグ米国国債(7-10年)インデックス(75%為替ヘッジあり)連動型上場投信、NEXT FUNDS ブルームバーグ米国国債(7-10年)インデックス(為替ヘッジなし)連動型上場投信、およびNEXT FUNDS ブルームバーグ米国国債(7-10年)インデックス(為替ヘッジあり)連動型上場投信を承認、支持、レビュー、推奨するものではありません。ブルームバーグは、NEXT FUNDS ブルームバーグ米国国債(7-10年)インデックス(75%為替ヘッジあり)連動型上場投信、NEXT FUNDS ブルームバーグ米国国債(7-10年)インデックス(為替ヘッジなし)連動型上場投信、およびNEXT FUNDS ブルームバーグ米国国債(7-10年)インデックス(為替ヘッジあり)連動型上場投信に関連するいかなるデータもしくは情報の適時性、正確性、または完全性についても保証しません。

用語解説

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