ブルームバーグ発、インデックス投資の魅力発掘シリーズ

FAANG2.0ってなんだろう

提供元:ブルームバーグ L.P.

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新しいFAANGってなんだろう

過去20年近くにわたり、Facebook(現Meta Platforms)、Apple、Amazon、Netflix、Google(現Alphabet)といった、いわゆるFAANG銘柄を中心とするビッグテック企業は、その圧倒的な成長力と卓越したリターンによって、投資家の注目を集めてきました。

しかし、世界の状況は大きく変化しています。地政学的リスクの高まりやサプライチェーンの再編、そして資源の安全保障の重要性が、かつてないほどクローズアップされていることも事実です。

そうした中で登場したのが、「ブルームバーグ FAANG 2.0 セレクト・インデックス」です。戦略的に設計されたこのベンチマークは、ここ数年の混乱を続ける市場環境の中、着実に市場全体を上回るパフォーマンスを記録しています。

多くの投資家が過去の成功に固執する中、この新しいFAANGは現代社会の基盤をなす重要な分野を捉えています。2022年に新しいFAANGとして注目をされたこの投資コンセプトですが、F(Fuel=燃料)A(Aerospace & Defense=航空宇宙・防衛)A(Agriculture=農業)N(Nuclear=原子力)、G(Gold & other Base and Precious Metals=金およびその他のベースメタル・貴金属)のセクターに注目したものです。

パフォーマンスの検証

過去の実績が将来の成果を保証するものではありませんが、FAANG 2.0企業の初期パフォーマンスは極めて魅力的なものでした。

2022年以降、ブルームバーグ FAANG 2.0 セレクト・インデックスは、より広範な株式市場(図1に示す「ブルームバーグ 北米大型・中型・小型株インデックス」)を大きく上回るパフォーマンスを記録しており、市場の混乱期においても高い回復力を発揮しています。

FAANG 2.0銘柄は、短期的な投機対象ではなく、国家の安定と経済の強靭性を支える重要なインフラへの投資戦略を体現するものです。

このインデックスは年初来で11.52%の上昇を示しており、資源の確保・生産・防衛に関わる企業への市場の関心が一段と高まっていることを反映しています。

国家安全保障と資源の強靭性を支える基盤

機能する国家にとって、決して譲れない要素とは何でしょうか?思い浮かぶのは、おそらく安定したエネルギー供給源、強固な防衛力、信頼できる食料供給体制、そして重要資源へのアクセスではないでしょうか。ブルームバーグ FAANG 2.0 セレクト・インデックスの組み入れ銘柄は、まさにこれらの根本的ニーズに応えるために欠かせない存在です。

インデックス構成の詳細を見ると、これは単なる語呂合わせではなく、社会的ニーズを優先する世界的な潮流から恩恵を受ける企業を体系的に捉えるアプローチであることがわかります。
ポートフォリオをこれらのセクターと連動させることは、国家安全保障と天然資源のエリアにおいて重要とされる企業群への投資を意味します。

用語解説

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