【調査を読み解くシリーズ】インフレに立ち向かうための3つのステップ「理解し、選択し、実行する」

提供元:アセットマネジメントOne 未来をはぐくむ研究所

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インフレ対策の具体的なステップ

インフレが継続すると、手元の資金で将来購入できる量がどんどん減ってしまいます。対策を講じることが重要です。以下のように対策のステップを分けてみました。

【図表3】

※上記はイメージ図であり、すべてを説明したものではありません。

ステップ1|理解
インフレによって将来、商品を買える量が減ることを理解することが重要です。冒頭の問題のように、一度自分で計算してみると理解がはかどると思います。

ステップ2|選択
ここが最も難しいステップです。まずは「節約」です。ただし、節約だけではインフレが長く続く場合、徐々に限界が来てしまいます。そこで、インフレ率と同じかそれ以上に資産を増やす方法を考える必要があります。といっても、どのような選択肢があるのでしょうか?

一つの方法は、手元の資金を自分の知識やスキル向上などのために使い、自分を磨いて将来のリターン(給料や報酬)を高めるという方法です。

もう一つの代表的な方法が「投資」です。インフレに連動すると考えられる株式や投資信託といった金融商品への投資です。

※実物資産への投資といった手段もあります。実物資産への投資といえば不動産や金投資が代表的ですが、最近はコレクション投資(アート、車、時計、ワインなど)の動向も注目されています。しかし、実物資産への投資の場合はその分野に精通している必要があるでしょう。

ステップ3|実行
インフレに対して将来の資産を形成する際も、投資の基本である「長期・分散・積立」を活用することをお勧めします。筆者自身も実践していますが、一時的な値動きに惑わされず、分散投資でリスクを分散し、自分のできる範囲でコツコツと積み立てを継続することが大切です。はじめは少額なので成果を感じにくいかもしれませんが、継続することで徐々に資産が増え、成果が実感できるようになってきます。そのころには積立投資が生活にも自然と溶け込んでいるはずです。ぜひ参考にしてみてください。

(執筆 : アセットマネジメントOne未来をはぐくむ研究所 坂内 卓)

当資料は、アセットマネジメントOne株式会社が作成したものです。当資料は、アセットマネジメントOne株式会社がお客さまの理解を深めていただくために情報提供を目的として作成したものであり、投資家に対する投資勧誘を目的とするものではありません。アセットマネジメントOne株式会社は、投資家に対する投資勧誘は行いません。また掲載データは過去の実績であり、将来の運用成果を保証するものではありません。当資料における内容は作成時点のものであり、今後予告なく変更される場合があります。
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著者/ライター
坂内 卓
アセットマネジメントOne 未来をはぐくむ研究所
研究員

証券会社で個人投資家向けの商品企画や営業企画を携わった後、IT企業でフィンテックアプリの運営を担う。2020年アセットマネジメントOneに中途で入社後は営業企画や新規ビジネス企画などに従事。2024年4月より現職。
日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士
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