企業取材の“数”と“幅広さ”が自身の強み
AI時代の成長銘柄を見極めるには? 三井住友DSアセットマネジメント・金子将大氏は、企業への“問い”からその答えを探る
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アクティブファンドの1歩目として選ばれるように
金子氏が運用に関わる「アクティブ元年・日本株ファンド」は、先述したように、4人のファンドマネージャーが運用している。それぞれが各銘柄のリサーチを行い、それをチームで共有する。この体制により、豊富な情報をもとに投資判断ができるという。
「4人がフラットな関係にあるのも、私たちのファンドの特徴です。誰か1人の考えに依存せず、それぞれの判断をバランスよく合わせていけると思っています」
投資信託は、大きく分けて2種類ある。1つは、TOPIXや日経平均株価など、特定の指数に連動する「インデックスファンド」。もう1つは、指数を上回る運用成果を目指す「アクティブファンド」だ。「アクティブ元年・日本株ファンド」は後者に当たる。
近年はインデックスファンドが人気になっており、アクティブファンドはやや厳しい状況になっている。
「しかしその中でも、プロが時間とコストをかけてリサーチし、選び抜いた企業に投資するアクティブファンドにも挑戦していただきたいという思いがあります。私たちのファンドが“アクティブ元年“と銘打っているのは、個人投資家の方に、アクティブファンドの1歩目として選んでもらいたい、そういった商品にしたいという意味が込められているのです」
インデックスが人気の昨今だが、なかには「個別株にも挑戦してみたい」という投資家もいるだろう。ただし、「個別株は難しさもありますし、最低購入金額が高くなる場合もあります」と金子氏。そのようなハードルを感じた時に「アクティブファンドを検討していただけたらうれしいですね」と話す。
たっぷりと話を伺い、写真撮影も終えると、金子氏は休む間もなく次の予定へと向かった。これからすぐに企業取材があるのだという。さまざまな人と会い、生の情報を探し続ける。その積み重ねこそが、金子氏の運用の基礎となっている。
(取材・文/有井太郎 撮影/森カズシゲ)
※記事の内容は2025年4月現在の情報です



