書店員さんに聞いてみた!今あなたに読んでほしい「お金の本」

自分らしく生きるってなんだろう。海辺の街の書店員さんがすすめる「お金の本」

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「お金の増やし方」ではなく「どう生きるか」を考える

今回は「お金の本」というお題ですが、いわゆる金融や投資の専門書ではなく少し違った角度から、お金や人生についてポップに考えられるものをピックアップしてみました。

まずは、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(早川書房)。酒にドラッグに女遊び、桁外れの浪費――1980~90年代の金融界で、めちゃくちゃに儲けて、めちゃくちゃな蛮行をやっていた株式ブローカーたちの回顧録です。

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(早川書房、ジョーダン・ベルフォート著、酒井泰介訳)

犯罪ギリギリ……どころか、著者のジョーダン・ベルフォートはその悪事をFBIに目をつけられ、投獄されているほど型破り。レオナルド・ディカプリオ主演の同名映画の原作と言えば、ピンとくる人も多いかもしれません。

お金を稼ぐ専門知識がつくわけではありませんが、華やかな生活の裏にある泥臭くタフな営業手法や、お金を持ちすぎたり使い方を間違えたりするとどうなるか、という教訓が得られます。「稼ぎたい? じゃあその後はどう生きる?」。そんなことを考えさせられる1冊です。

同じく実話を下敷きにしているものとしては『マネー・ボール』(早川書房)もおすすめ。こちらはブラッド・ピット主演で映画化されています。メジャーリーグの貧乏球団が、予算がなくてもチームを強くしていくために奮闘するノンフィクションです。

「予算がない中で知恵と工夫を使って成果を出す」というビジネスの根本的な面白さが詰まっていてエキサイティング! みなさんの仕事のヒントにもなるかもしれません。

『人はこんなことで破産してしまうのか!』(三笠書房、永峰英太郎著、速水陶冶監修)

反面教師にしてほしいのが、『人はこんなことで破産してしまうのか!』(三笠書房)。タイトル通り、お金の「使い方」で判断を見誤り、破産してしまった人たちの事例集です。

事業の失敗や投資といったよくある理由だけでなく、推し活やペット、不倫など、意外な理由で破産してしまったケースも紹介されています。帯には「投資本より先に読むべきお金のしくじり本」とありますが、身近に潜むお金の怖さを知るための参考書としておすすめです。

お話を伺った方
竺原 康二
湘南 蔦屋書店
ワークスタイルコンシェルジュ
大学ではロシア語学科に在籍、卒業。2016年に、アルバイトとして代官山 蔦屋書店で働き始め、現在に至る。「ワークスタイル」という言葉を広義に捉え、働く空間をより豊かにする為のアート・デザイン、クリエイティビティの源泉としての自然科学、身体=全ての資本という観点でのスポーツ、といったジャンルも包括する。
著者/ライター
町田 晴
1989年生まれ。ビジネスからエンタメまでインタビュー取材を主にこなす。ミステリー小説とノンフィクションが好き。書店に行くと本だけでなく、文房具コーナーでもつい何か買ってしまうタイプ。

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