名目成長と共に見直される日本株~失われた30年の名目GDP成長率と株価リターン~
提供元:野村證券(FINTOS!編集部)
近年は名目GDPの成長と連動し日本株も上昇
名目GDP成長率と株価リターンには正の相関関係がみられます。1991年から2021年までの30年間で、日本の名目GDPは年平均成長率0.4%にとどまった一方、米国は同4.6%、世界全体も同4.8%成長しています。株価指数のリターンをみても、同期間に日本のトピックスは年平均0.5%の上昇にとどまったのに対し、米国は同9.3%、世界全体は同6.5%となっています。2021年後半からは日本の物価が上昇し始め、2025年には名目GDPが650兆円を超え、2021年から2025年の日本の名目GDPの年平均成長率は3.7%、同期間のトピックスの年平均リターンも14.4%となっています。
名目GDP成長率と株価指数リターン(1991年~2021年)

(注2)株価指数は、日本はTOPIX、米国はS&P500指数、先進国株式(除く日本)はMSCIコクサイ・インデックス、新興国はMSCIエマージング・マーケット・インデックス、世界はMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス。MSCIコクサイは日本以外の先進国の株価指数。
(注3)名目GDPはIMFのデータで、日本の名目GDPは円建て。その他は米ドル建て。
(出所)IMF(World Economic Outlook, April 2026)、ブルームバーグより野村證券投資情報部作成
下の図は日経平均株価と名目GDPの推移を示したもので、2023年に名目GDPが初めて600兆円を突破し、翌2024年には日経平均株価も34年ぶりに史上最高値を更新しました。さらに、2025年以降も上昇基調を続けています。今後も日本経済の規模が拡大し続ければ、株価も上昇していくことが期待されます。
日経平均株価と日本の名目GDPの推移

(出所)日本経済新聞社、内閣府より野村證券投資情報部作成
<執筆者紹介>
野村證券投資情報部 シニア・ストラテジスト
大坂 隼矢・笠原 光
著者/ライター
大坂 隼矢
野村證券投資情報部 シニア・ストラテジスト
2010年 野村證券入社。3店舗での支店業務を経て、2015年3月より投資情報部。現在は月刊誌「Nomura21 Global」等、個人投資家向け株式資料の作成をはじめ投資情報の提供を行う。
2010年 野村證券入社。3店舗での支店業務を経て、2015年3月より投資情報部。現在は月刊誌「Nomura21 Global」等、個人投資家向け株式資料の作成をはじめ投資情報の提供を行う。
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